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「舞音(MANON)」トップふたりのこれ以上ない宛書き作品である理由

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20151109-manon01

いよいよ開幕が近づいてきた宝塚歌劇月組公演「舞音(MANON)」。

バレエやオペラ作品で世界的に有名な「マノン」を下敷きに脚色された作品であることは公式ですでに発表済ですが、実はこの「舞音」、今の宝塚の各組の中で月組にもっともぴったりな作品なのです。

その大きな理由を挙げていきます。

  • Musical「舞音-MANON-」~アベ・プレヴォ「マノン・レスコー」より~

    脚本・演出/植田 景子
    作曲/Joy Son

  • グランドカーニバル「GOLDEN JAZZ」

    作・演出/稲葉 太地

  • 2015年11月13日(金)~ 12月14日(月)宝塚大劇場

今月組が「舞音(MANON)」である理由は?

舞音(MANON)
(出典:Twitter)

現在の龍真咲さんと愛希れいかさんのゴールデンコンビのふたりが率いる月組が完成して約3年。

比較的最近の作品「PUCK」や、「1789」、そしてこれから進化させる「舞音(MANON)」だけをみてもはっきりわかるように、その上演作品の傾向は娘役愛希さんの側が常にリードする、もしくは男役である龍さんがむしろ翻弄される側であることが多いことが挙げられます。

これは宝塚歌劇ではまだまだ珍しい関係性です。

「舞音(MANON)」がまさちゃぴの代表作になる?

もちろんそれはまさちゃぴコンビの実力の根底が、宝塚歌劇伝統の男役と娘役を極めているという自信からできること。

そのふたりがオペラ「マノン」原作で、やはりファムファタールのちゃぴさんに、振り回され人生を投げ打ってしまうことになるまさきさんという作品に挑む、つまりこれまでふたりが積み重ねてきた演技の集大成が「舞音(MANON)」になるという可能性がとても高いということになります。

月組新トップコンビのアツい演技に期待!「舞音(MANON)」

舞音(MANON)2
(出典:Twitter)

そんな近来にはなかった関係性の月組トップコンビは、ただ寄り添い、付き従うだけではない新しいトップコンビの息吹を感じさせる作風に仕上げることにも貢献しています。

愛した異国の女性に振り回される冷静にみればちょっと残念なフランス将校、けれどそれが宝塚という舞台では、美しく哀しい芝居になるパワーがあります。原作がある以上、本筋はすでに観客は知ることができますから、それ以上の感動はどれだけふたりにその役を添わせることができるか、にかかっています。

演出とふたりの役への情熱、そして芝居巧者の多い月組ならではの熱い芝居に期待したいですね。

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月組公演「舞音(MANON)」を楽しむなら

舞音(MANON)3
(出典:Twitter)

年末のタカラヅカスペシャルのポスターでの出演者発表から、どうやら正式に二番手男役が発表されたこともあり、今もっともその動向が注目されている月組。チケットキャンプ(チケキャン)では宝塚歌劇月組公演「舞音(MANON)」の取り扱いを始めています。芝居のレベルの高さが際立つ月組生を観に、劇場へ出かけてみてくださいね。

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