2015年12月に退団の発表がされた宝塚歌劇月組トップスター龍真咲さん。最後の公演となる「NOBUNAGA」のいわば前哨戦となるのが、コンサート「Voice」です。
「Voice」では、タイトル通り龍さんの持つその「声=Voice」にせまるというコンセプトとのこと。舞台では役になりきらなくてはなりませんから、このコンサートではどんな「Voice」で新しい素の龍さんがみせてくれるのかに注目ですね。
トップスター龍さんと月組生の魅力が詰まった宝石箱のようなこのコンサートの見どころをお届けします。
宝塚歌劇 月組 「Voice」の魅力
(出典:Twitter)
龍さんのコンサートは、2015年9月に上演された「DRAGON NIGHT!!」に続いて2度目。
前回コンサートで龍さんたち月組は、クラシック、カンツォーネ、マサラ、ゴスペルとさまざまなジャンルの歌に挑戦。
ミュージカル「モーツァルト!」の「僕こそ音楽」や、かつてのトップスター真帆志ぶきさんのサヨナラ公演「ザ・スター」の歌の2曲が印象に残り、伝統と現代性を織り交ぜた龍さんの月組を象徴する構成となっていました。
そして「ノバ・ボサノバ」など宝塚ラテンシリーズ、名作ミュージカルシリーズとバリエーションも豊富でしたね。「DRAGON NIGHT」が好評だったこともあり、これだけ短い間隔でトップスターがコンサートを立て続けに開催するのは珍しいこと。
”歌やダンスだけでなく芝居や朗読なども交え、龍真咲の更なる魅力をお届けします”
(引用:宝塚歌劇公式)
とうたった「Voice」は、もっと深く静かに龍真咲さんというスターに迫るものとなりそうです。
宝塚歌劇 月組 「Voice」トップスターのコンサートは本人希望が反映される!
宝塚歌劇の伝統として、退団が迫ったトップスターのコンサートやディナーショーでは、構成や曲目に対してスターさん当人の希望が反映されるよう、演出家が配慮してくれる傾向があります。
それは今回は出演者をみてもファンからはすぐに理解できるように、龍さんと相性が良い、もしくは龍さんを盛り上げようとこれまで功績のあった下級生たちが選抜されています。
のびのびと、学年や番手もこだわらず触れ合っているスターさんたちは、みているこちらまで幸せになりますよね!