安蘭けいさんがマルグリットを演じることで話題の「スカーレット・ピンパーネル」。
元々は「紅はこべ」を原作にしたブロードウェイ・ミュージカルで、宝塚歌劇の星組、月組にて上演されました。
宝塚歌劇で上演される際に、小池修一郎先生が宝塚版の脚色を加え、大好評を博しましたよね。
東宝版スカピンは、ブロードウェイ版・宝塚版とどう異なるのでしょうか。今回は、スカピン宝塚版のオリジナル点についていくつかご紹介したいと思います。
(出典:Twitter)
スカーレット・ピンパーネル 公演スケジュールやキャストをおさらい
まず、東宝版スカピンの公演スケジュールやキャストをおさらいしておきましょう。
公演スケジュール
- 赤坂ACT シアター:2016年10月
- 梅田芸術劇場メインホール:2016年11月
- 東京国際フォーラムホールC:2016年11月
キャスト
(出典:Twitter)
- 石丸幹二:パーシー
- 安蘭けい:マルグリット
- 石井一孝
- 佐藤隆紀
スカピン配役決定時のファンの声は、以下の記事でチェックしてくださいね。
▶スカーレット・ピンパーネル 主演 石丸幹二&妻役 安蘭けいで上演
「エリザベート」を初め、全体的に若いキャストが中心のミュージカルが増えていたので、ベテラン勢の起用に驚きの声も上がっていましたね。ちなみに、原作のパーシーは年齢層が高めなので、そちらと比べるとぴったりかも。
スカピン、出演者の年齢層をどっちにするのか(まぁベテラン勢にするのか若手にするのかなんですけど。)楽しみだったのですが、こりゃ安心だな!ってキャストが来たので見に行くの楽しみ。
— つる (@2ndpataya) 2016, 1月 28
もちろん、実力充分のキャスティングですので、石丸さん・とうこさんのハーモニーが今から楽しみです。
スカーレット・ピンパーネル 宝塚版のオリジナル点
まず、設定や内容で宝塚版オリジナルな点を確認。歌唱曲や演出も異なる部分は多いですが、宝塚版の一番の特徴は、ルイ・シャルル救出劇が大きく描かれているところです。
宝塚ファンにも親しみ深い「フランス革命」が身近に
月組再演版では、愛希れいかがルイ・シャルル!(出典:Twitter)
スカーレット・ピンパーネルとして活躍するパーシーは、フランスに行きルイ・シャルルを助けます。ルイ・シャルルといえば、ルイ16世とマリー・アントワネットの遺児。
宝塚ファンからすると、すぐに「ベルサイユのばら」が連想され、「革命の嵐が吹き荒れるパリ」「ジャコバン党のロベスピエールが無実の貴族たちを断頭台に起こる」という時代背景が鮮やかに浮かんできます。
ルイ・シャルル救出を大胆に盛り込むのは、さすが小池修一郎先生です。
ブロードウェイ版はアルマン救出がメイン
ルイ・シャルルの救出劇がない分、ブロードウェイ版では囚われたマルグリットとアルマンの救出がメイン。
一度はショーブランがパーシーをギロチン送りにし、勝利を確信するものの、ギロチンにより処刑されたのは、パーシーそっくりの蝋人形!という驚きの幕切れです。(ちょっと雪組「ルパン三世」を思い出す?)
ちなみに、ブロードウェイ版ではマリーとアルマンが恋人同士ではなかったり、ピンパーネル団の人数が少なかったり…と役どころも微妙に異なります。
果たして、東宝「スカーレット・ピンパーネル」は宝塚版・ブロードウェイ版どちらのストーリーになるのか。注目ですね。
スカーレット・ピンパーネル 宝塚版のオリジナル楽曲
また、宝塚版ではブロードウェイ版から新しい楽曲が追加されたことでも有名です。「NEVER SAY GOODBYE」で宝塚に楽曲を提供したフランク・ワイルドホーンさんが、安蘭けいさんの歌声を聞いて、安蘭けいさんのために書き下ろしたのが「ひとかけらの勇気」であるのは有名ですよね。
宝塚版オリジナル楽曲
宝塚版では、以下の3曲が新曲として追加されました。
- ひとかけらの勇気
- 愛の絆
- 栄光の日々
これらの楽曲も、東宝版でどうなるのか気になりますね。
宝塚版では歌われるタイミングも違う
また、同じ楽曲でも、劇中で登場するタイミングが違うものもあります。例えば、マルグリットの歌う「忘れましょう」。宝塚版では1幕の舞踏会前に歌われるナンバーです。しかし、ブロードウェイ版では2幕後半で登場。アルマンとともに牢獄で処刑を待つマルグリットが歌います。
他にも、宝塚版のラスト、デイドリーム号にて歌われる「あなたこそ我が家」。ラストでこの曲が歌われるのも、宝塚オリジナル!ブロードウェイ版では、「あなたを見つめると」が使われています。「あなたこそ我が家」はアルマンとマルグリットのデュエットとして歌われてもいますから、位置づけが違いますよね。
(出典:Twitter)
こうして比較しても、宝塚で上演されるにあたって大きく演出が変わっているのが面白いですね。宝塚初演→東宝上演というパターンの作品は他にもありますが、「エリザベート」でも宝塚版とは全く趣が異なる作品になります。
今回の「スカーレット・ピンパーネル」も、宝塚版とはひと味違った作品になりそうですね!共演者やビジュアルなど、続報を楽しみに待ちたいと思います。
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安蘭けい出演!スカーレット・ピンパーネルを見に行こう
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宝塚歌劇倶楽部編集部 イチ押し公演!
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