入団9年目となる珠城りょうさんが9月から月組の次期トップスターに就任することが決まりました。実はこの発表は宝塚歌劇のこれまでの慣例としては、比較的珍しいケースとしてファンには驚きをもって受け止められています。
この春に102周年を迎える宝塚歌劇ですが、各組を巡るトップスターの退団と次のトップスターの入れ替わりは、これまでどのように行われてファンにはどのように発表されてきたのかを紹介していきます。
【トップスター退団発表の時期】
(出典:公式サイトより)
今回の月組トップの人事は、まず2015年12月の現トップスター龍真咲さんの退団発表からスタートしました。
通常トップスターは、他のトップスターのジェンヌとは違い宝塚大劇場退団から逆算すること9か月から10か月前の発表が目安となっているので、龍さんの退団はおおよそのこれまでのトップスターの退団発表のタイミングに沿ったものとなっています。
ちなみにトップスター以外の場合は、一部の例外を除いて退団する公演のお稽古が始まる通称集合日に発表されます。
【今回の月組トップスターはなにが異例?】
珠城さんは入団2年目から、トップスターになるためのハードルのひとつとなっている新人公演主演を経験しているなど、早い段階からトップになるだろうとファンの間でも認識されていた男役です。
ただ、バウホール主演などで活躍はしていましたが、月組大劇場公演での二番手スターとしての期間が全くといっていいほどありませんでした。
また、月組にはトップ候補となる上級生の美弥るりかさんと凪七瑠海さんがいたこともあいまって、珠城さんの入団から9年目という早さでのトップ就任は、近年の宝塚歌劇の歴史でも異例といっても過言ではありません。
【珍しくなってきた「生え抜きトップスター」】
月組以外の組を見渡してみると、どの組もトップスターや二番手スターたちは、最初は違う組に所属してある程度研さんと実績を重ねたのちに、他組に異動してそこでトップスターとなっています。
花組の明日海りおさんは月組から、星組の北翔海莉さんは専科から、そして雪組の早霧せいなさんは宙組から、宙組の朝夏まなとさんは花組からと組み替えしてきています。
ただ、5組の中でも月組だけはその傾向に当てはまることはここ数年はなく、龍真咲さんは配属からトップまで月組に在籍し、そして新トップの珠城さんも同様となっています。
【月組の今後に注目!】
トップスターが代わるということは、すなわちそれまでの月組のカラーも同様に様変わりするということです。
引き続き月組を観続けるファン。そうはならないファン。そして、新しい月組に魅了されるファン。
トップスターの入れ替わりと共にファンも流れつつ、宝塚歌劇は長く愛されてきたといえます。
月組はこれから龍さんの退団公演、そして珠城さんのお披露目公演とめまぐるしい動きをみせるので、宝塚ファンは注目して見守りましょう。
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(出典:Twitter)
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