2016年7月に、宝塚歌劇宙組が上演する「エリザベート」。日本初演から20年の節目の年に再演されるとあって、大きな注目を集めています。
その「エリザベート」の制作発表が、先日帝国ホテルにて開催されました。宙組からは朝夏まなと・実咲凜音が登場。本番さながらの伸びやかな歌唱で、会場を魅了しました。
演出の小池修一郎先生も「核心を付いたトート像」と太鼓判を押す、朝夏まなとさんのトート閣下。宝塚の歴史に、新たな1ページが刻まれそうです。今回は、制作発表の様子から垣間見えた、宙組エリザの見どころについて紹介します。
宙組「エリザベート」制作発表で、朝夏・実咲が歌唱披露
(出典:Twitter)
制作発表に先駆け、朝夏まなとさん・実咲凜音さんが楽曲を披露。まずは、朝夏まなとさんが「愛と死の輪舞」を、続いて2人で「私が踊る時」を披露。歌唱力に磨きがかかる宙組トップコンビの歌唱は、既に完成されているといえるほど。
小池修一郎先生も、会見にて「想像以上」「歌えるようになった」と朝夏まなとさんの歌唱を褒めていました。これからの進化、楽しみですね。
宙組「エリザベート」では、これまでとビジュアルが違う?
(出典:Twitter)
先行画像発表時から話題になっていましたが、今回の宙組エリザベートはビジュアルの面でもこれまでと違いますね。朝夏まなとさんのような、「全身黒」のトート閣下は、まさに「黄泉の帝王」。全身黒のトート閣下は、初めての誕生です。普段は笑顔で明るいまあ様だからこそ、怖いほどの冷たさが際立ちます。
また、実咲凜音さんのシシィは、宝塚にしては珍しいほど、お化粧が薄いようです。まるで、外部の舞台のよう。これはわざとなのか、それとも公演時には変わってしまうのが、ちょっと気になるところです。ただ、みりおんが素化粧に近いほど、まあ様の「異形の者」感が際立ちますね。
宙組「エリザベート」では「核心に迫るトート像」が描かれる
物語の主人公である、黄泉の帝王トート閣下は、再演のたびに造形が異なります。先述の通り、前進を黒に染め、死の恐怖を全面に押し出した朝夏まなとトートを見た小池修一郎先生は、
今日、朝夏まなとの「愛と死の輪舞」、そして実咲凜音との「私が踊る時」を聞き、様々なものを削ぎ落としたことによって核心を突いた朝夏のトートは想像以上に面白く、とても新鮮なトート像だと感じました
(引用:宝塚歌劇HP)
と評しています。
シンプルだからこそ、本質的なトート閣下。エリザベートの歴史に、宝塚の歴史に新たな名演誕生の予感です。
また、この公演から、小柳奈穂子先生も演出として参加されます。新しい演出家の声が活かされることで、あらたな作品像が見えてくるのではないでしょうか。
朝夏を中心とした宙組はチームワークの良い組ですので、コーラスも含めてとてもビビッドな『エリザベート』が生まれるのではないかと期待しています
(引用:宝塚歌劇HP)
とのことで、小池先生・小柳先生のもと、現代的で新しい「エリザベート」が見られそうです。
宙組「エリザベート」に対する意気込み
朝夏まなとさんにとって、「エリザベート」は非常に思い入れのある作品。、研1の時に「エリザベート」に出演し、初ゼリフを発したそうです。大作を演じることにプレッシャーはあるようですが、
小池先生がおっしゃっていたような、核心を突いた削ぎ落とされたトート像を、自分なりに突き詰めていきたいと思っております。
(引用:宝塚歌劇HP)
と意気込み十分です。
また、実咲凜音さんも、タイトルロールを演じるからこそのプレッシャーを感じています。歌唱力に定評のある実咲凜音さんではありますが、
目の前の壁はとても高いのですが、演出の小池先生をはじめ、小柳先生、そして朝夏さん率いる宙組の皆様でつくりあげる新たな『エリザベート』をお届けできるように、魂を込めて取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(引用:宝塚歌劇HP)
と挑戦の言葉を語っています。
宙組「エリザベート」を楽しみに待つファンの声
制作発表後、ファンからは宙組エリザを楽しみにする声が相次ぎました。
宙組エリザベート。想像、はるかに越える、それはそれはとても素敵な二人。自身には彼女の黒髪が新鮮。作品への並々ならぬ決意,姿勢,思い様々なものがひしと伝わった。
— ふう (@fusarsha) 2016年4月18日
当たってくれさえすれば、もちろん観に行くけど、ついにDVDに手を出す時が来たなって感じ、、いやBlu-rayに手を出すと思う(笑)今まで散々いろんなエリザベート見たけど、宙組のエリザベート、期待大すぎる!!(2回目
— ayu* (@maco_zuka) 2016年4月18日
宙組エリザベートが今までの歴代エリザと本当雰囲気違うなぁっっっ!まぁくんすごい強い!!(๑ÒωÓ๑)
みりおくんは麗しかった!あさこさんは美しかった!!水夏希さんはすごく黄泉の帝王っっ pic.twitter.com/bK3HslqsAt— ゆずや❃4/24カメラ女子会! (@yuzuya35) 2016年4月16日
宙組のエリザベート、これまでの作品とどのように変わるのでしょうか。チームワークの良い宙組が見せる、新しい「エリザベート」に期待が高まります。
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20周年目に生まれる新たなトート像!宙組「エリザベート」に注目/h2>
(出典:Twitter)
20周年の節目の年に上演されるエリザベート、これまでの作品とガラッと印象が変わるものになりそうです。パフォーマンスを目にして、なおさら楽しみになりましたね。チケットキャンプ(チケキャン)では、「エリザベート」をはじめ、宝塚歌劇宙組公演チケットを取り扱い中です。ぜひ、舞台チケットを探してみてくださいね。
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