毎年5月の恒例、宝塚歌劇の博多座公演。2017年の演目が、珠城りょうさん率いる月組の「長崎しぐれ坂 / カルーセル輪舞曲」の2本立てに決まりました。
「長崎しぐれ坂」は2005年に星組で上演された作品の再演。「カルーセル輪舞曲」は、2017年お正月公演・珠城りょうさんのお披露目公演として上演された作品が引き続き見られます。しかも、どちらの作品にも専科の轟悠さんがご出演!若き月組にきっといい影響をたくさん与えてくれるはずです。なにより、理事の日本物が見られるおのが嬉しい!というファンも多いのでは。
ちなみに、月組がふた手に分かれての公演ですが、もう1公演は美弥るりかさんの初単独主演「瑠璃色の刻」が予定されています。こちらも見逃せませんね!
今回は、2017年博多座公演の詳細について、ファンの声と合わせて詳しくお届けします。
12年ぶりの再演!「長崎しぐれ坂」
長崎しぐれ坂☆ pic.twitter.com/58l0KAruxG
— マグノリアちゃん❤ (@tokotoko_kei) October 14, 2013
「長崎しぐれ坂」は、2005年・星組にて、轟悠さん・湖月わたるさん・檀れいさんによって上演された作品。この作品は、檀れいさんのサヨナラ公演でもありました。新国劇などで知られる榎本滋民氏の「江戸無宿」をベースに、歌や踊りを交えて作られた作品。江戸末期の長崎を舞台に、幼馴染の3人が再会したことから始まる愛憎劇が繰り広げられます。
話の大筋は、以下の通り。
江戸神田明神の氏子である幼なじみの伊佐次、卯之助、おしまの三人がめぐり逢った。
しかし、十数年のあいだに三人の境遇は激変していた。伊佐次は江戸の大名ばかりを荒らし回り、何人もの人を殺めた凶状持ちとなって唐人屋敷に匿われ、それを追っているのが下っ引の卯之助だ。幼なじみの伊佐次はどうしても自分の手で捕らえたいと唐人屋敷から出る所を狙っていた。そしておしまは家の没落とともに堺にまで流れて芸者となっていた。あまりにも変わり果てた境遇の違う三人だが、共に心が通うのは幼いころの江戸のことだ。神田明神の氏子として育った懐かしい幼いころ。
伊佐次の心に忘れていた望郷の念が生まれた。その心を見透かすように卯之助の目が光った。おしまの荒んだ心にも幼いころの思い出が光明のように輝いた。
(引用:宝塚歌劇HP)
幼馴染の3人を巡る運命が、彩り豊かに表現される名作です。
専科・轟悠さん(71期)・珠城りょうさん(94期)・愛希れいかさん(95期)の3人が幼馴染という設定が成り立つのも、宝塚マジック。轟悠さんから多くのことを吸収し、珠城りょうさんが一回り大きいトップスターへ成長する姿が目に浮かぶようです。
また、熊本県出身の轟悠さんさんにとって、久しぶりの九州凱旋公演。長崎が舞台という作品ですから、九州・博多座で上演するにふさわしい演目といえるかもしれません。
お披露目ショー「カルーセル輪舞曲」の続演
カルーセル輪舞曲
制作発表会① pic.twitter.com/8AMUZ84y25— こ ゆ き (@ARTHUR_jun1789) September 9, 2016
「長崎しぐれ坂」で日本物の世界をしっとり楽しんだあとは、ザ・宝塚の王道ショー。この2本立ては、ファンの心はもちろん、博多の人の心を大きく捉えるはず!2016年の博多座公演は、宙組の「王家に捧ぐ歌」で濃厚なミュージカル一本物でしたから、全く違った印象で楽しんでもらえそうですよね。
「カルーセル輪舞曲」は、日本初のレビュー「モン・パリ」誕生90周年を記念したレビューロマン。パリから出発して宝塚を目指すという旅路で、さまざまな場面が表現されます。
この作品にも轟悠さんが特別出演!どのような濃厚な場面になるのか、大劇場版との違いも気になりますね。
月組博多座公演「長崎しぐれ坂 / カルーセル輪舞曲」についてのファンの期待
長崎しぐれ坂のヘビの場面。それより後ろのいろはにほへとが懐かしい(笑)あとベッドとか pic.twitter.com/3CNTLrAuV0
— dorasara (@dorasara05) October 27, 2016
博多座公演の演目発表がまたれる中、「長崎しぐれ坂の再演」というのは多くのファンの予想を超えていました。
博多座は和物のほうがウケがいいと思いますが長崎しぐれ坂とはまあなんと懐かしい作品でしょう。とどろきさんとたまちゃぴが幼馴染…20期以上差がありますけど(笑)。
— エリンギ (@n3xfxz) 2016年10月27日
でも、理事・珠城りょうさん・愛希れいかさんのお芝居は素直に楽しみですし、轟悠さんが出演されるからこその新たたなトップコンビの魅力も引き出されるに違いありません。
長崎しぐれ坂、りじたま男の友情と聞いて二人の学年差23年をふと考えたけど「理事と友達」って設定にああって納得のスターたまさまくらいしか浮かばないし本当これ今の月組に再演あててきた感ある。それより日本物で清々しいたまさまとアウトロー理事…違うタイプの素敵な日本男子が来年夏博多に出現
— 小坊主 (@suzusom) 2016年10月27日
そして何より、12年の時を経てなお、全く変わらぬ舞台姿を見せてくれるであろう轟悠さんに、宝塚の魔法を感じずにはいられませんよね。
そして、この公演から合流するであろう月城かなとさん。日本物の雪組からの組替えですから、「長崎しぐれ坂」に出演される可能性が高い気もします。果たしてどうでしょうか?
博多座『長崎しぐれ坂』なのかっ!!てことはりょうちゃんがうのですね足引きずらなきゃいけない役なので身体への負担が心配ですが、りょうちゃんの和物見たかったので素直に嬉しい✨これでかなとくんが安蘭さんの役だったら眼福ですわぁぁ❇❇
— クロミ (@h2lov5124) 2016年10月27日
組替えして1作目で「自分の芸を見せる」という意味では長崎しぐれ坂の方に出られるのかなって思ったりしました。日本物の所作を雪組の大先輩であるりじから更に教わることもあるだろうし。一方久々の貴族服つきしろさんが見たい気もするんです。いずれにせよどっちでも楽しみすぎる〜
— じい (@05_zuka) 2016年10月27日
2017年5月は、博多座遠征決定ですね。
2017年5月は、博多座で月組公演「長崎しぐれ坂 / カルーセル輪舞曲」を
珠城りょう「愛される王に」トップ初アーサー役感謝(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース on @YahooNewsTopics https://t.co/4twN1tKSsi pic.twitter.com/rfUN9aB1r9
— 桜木星子 (@seiko_sakuragi) October 27, 2016
宝塚月組の博多座公演「長崎しぐれ坂 / カルーセル輪舞曲」は、轟悠さんもご出演される豪華な作品!博多座には和物が似合いますし、ショーとの2本立てというのも嬉しいですね。博多座はファンの中でも人気のある劇場。2017年のGWは、観光も兼ねて博多座遠征されてはいかがでしょうか。チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。