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サヨナラショーで振り返る、花組娘役トップスター・花乃まりあの軌跡

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花組娘役トップスター・花乃まりあの軌跡

宝塚大劇場花組公演「雪華抄 / 金色の砂漠」は、花組トップ娘役・花乃まりあさんの卒業公演です。

宝塚大劇場での公演も千秋楽を迎え、残るは東京公演のみ。今回は、花乃まりあさんのこれまでの活躍を「サヨナラショー」の演目を通して振り返ってみたいと思います。

スターの千秋楽のお楽しみ「サヨナラショー」とは?

トップスター、トップ娘役、2番手スターが卒業される時、千秋楽の公演終了後に特別なショーが行われます(トップスターの場合は、前楽にも行われます)。
これが「サヨナラショー」。そのスターが宝塚で演じた役・歌った歌を中心に、想い出の舞台を振り返る30分程度のステージです。忙しい退団公演中に練習されているとは思えないクオリティで、ファンにとっては涙を禁じ得ないものです。

数としては、男役スター中心のサヨナラショーが多いので、娘役トップスターのサヨナラショーはちょっと異色。娘役ナンバーの多い、キュートなショーになる傾向にあります。

ミーマイに始まり、ミーマイに終わる「花乃まりあサヨナラショー」

花乃まりあさんのサヨナラショーは、2016年に上演された花組公演「ミー・アンド・マイガール」のナンバー「顎で受けなさい」からスタート。これはサリーが歌うミーマイの人気ナンバー。サリーをイメージした真っ赤なワンピースで歌う花乃まりあさんはとってもキュートです。

そして他の曲を挟んで、サヨナラショーの最後も「ミー・アンド・マイガール」。銀橋で1人「ミー・アンド・マイガール」を歌った後、本舞台に戻ると明日海りおさん扮するビルが迎えにくるという展開でした。そして全員で「ランベス・ウォーク」!更には天真みちるさんがタンバリンならぬ銅鑼で締めくくるなど、涙に暮れがちなサヨナラショーにおいて、笑顔があふれる、ハッピーな展開でした。

迎えに来るときのビルのセリフも、「こんがり日焼けしやがって」とサヨナラ公演ならではの変更がされており、笑いが起きる場面もありましたよね。

サリーのキュートな姿が、やはり花乃まりあさんにピッタリ。サヨナラ公演「金色の砂漠」とは全く違うキャラクターなので、東京大千秋楽を見に行く前に、もう一度「ミー・アンド・マイガール」を見返したいですね。

帽子でつなぐヒロイン作品

ミーマイのサリー「顎で受けなさい」を歌い上げると、トップ娘役としてのお披露目演目で、再演も果たした「アーネスト・イン・ラブ」から「帽子の歌」。明日海りおさんとの息の合ったトップコンビデビューを思い出します。

そして”帽子”を被ったまま、大劇場お披露目公演「カリスタの海に抱かれて」のデュエットソング。相手役に扮したのは、新人公演で主演した水美舞斗さんでした。

次には、ウエスタンハットのままバウンティ・ハンターに変身!宙組時代のヒロイン作「WMW」の軽快なナンバーを披露してくれました。娘役として型破りなヒロインでしたが、トップ娘役としてのキャリアを経て、パワーアップしたエマのナンバーは圧巻!もっといろいろな花乃まりあさんを見たいなーと思える場面でした。

「宝塚幻想曲」の「花は咲く」デュエットダンス再び

明日海りおさんと魅せてくれたのは、トップ娘役として初めてのショーで踊ったデュエットダンスであり、台湾公演でも現地のファンを魅了した「花は咲く」のデュエットダンス。美しいメロディに乗せて、お芝居要素のあるデュエットダンスはなんど見てもため息が出そうです。

トップコンビとして経験を重ねたからこそ、あの時よりも息の合った、素敵なデュエットダンスでした。

花組トップ娘役・花乃まりあサヨナラショーの特徴は?

花組トップ娘役・花乃まりあさんのサヨナラショーは、ショーというより、お芝居としての見ごたえもあるものでした。各楽曲のつなぎを「帽子」にからめるのも素敵ですよね。

何より、ヒロインとして演じた中でも、キュートでコケティッシュな表情が見られるシーンが切り取られていたのが印象的。別れに寂しさがありながらも、ついつい笑顔になってしまう、そんなサヨナラショーです。

花乃まりあさんの卒業公演「雪華抄 / 金色の砂漠」は、全国の映画館でライブ中継も決定しています。通常公演の千秋楽、ましてはサヨナラ公演のチケットとなれば入手は困難。しかし、ライブ中継であれば、遠方のファンでも気軽に参加できます!サヨナラショーも中継されますので、ぜひ今回の記事でサヨナラショーを予習して、花乃まりあさんの集大成を見届けましょう。

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早くから抜擢され、様々な作品で魅力的なヒロインを魅せてくれた花乃まりあさん。その華やかな舞台姿、明日海りおさんに寄り添う姿は、まさに花組トップ娘役でした。卒業の日が近づいているのは悲しいですが、タカラジェンヌ・花乃まりあさんの集大成をしっかり目に焼き付けたいですね。チケットキャンプ(チケキャン)では、「雪華抄 / 金色の砂漠」をはじめ、宝塚公演チケットを多数取り扱っています。チェックしてくださいね!

宝塚歌劇倶楽部編集部 イチ押し公演!

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