トップスター早霧せいな 宝塚での歴史
宝塚雪組・早霧せいな退団会見「永遠に男役をやっていたいけど…」 on @SportsHochi https://t.co/wWPNDDlFtb pic.twitter.com/3v9wZIdgzn
— 桜木星子 (@seiko_sakuragi) November 22, 2016
先日2015年11月22日宝塚雪組男役トップスターである早霧せいなさんが、退団会見を行いました。会見によれば、2016年の7月23日リームシアター Show Spirit 『Dramatic “S”!』の閉幕をもって退団されるとのこと。そこで今回は、早霧せいなの華麗なる歴史と過去の作品を、デビューからトップスターまでの歩みとともに振り返っていきたいと想います。
早霧せいな 宝塚デビューからトップスター就任までの歴史
素敵、、
早霧せいな pic.twitter.com/ZK0bo7vkM7
— 早咲姫-Saki- (@ssluvsm_tk) November 24, 2016
まず簡単に、早霧せいなさんのプロフィールを振り返ってみましょう。
早霧せいなプロフィール
出身は長崎県佐世保市。県立佐世保西高校。誕生日は9月18日。愛称は「ちぎ」。身長168cmと男役トップスターにしては小柄ですが、その類い希なる美貌と抜群のダンス力、熱い性格でファンからは親しまれてきました。
早霧せいな宝塚での歴史
宝塚せいなさんは、1999年の4月に宝塚音楽学校入学。2001年3月には宝塚音楽学校卒業、宝塚歌劇団への入団を果たします。そして同年2001年4月に『ベルサイユのばら 2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』でデビュー。初舞台を踏みました。
その後、2001年5月に宙組に配属。2009年2月には雪組へ組替えとなり、2014年9月 雪組トップスターに就任されました。2014年のトップスター就任時には、「ちぎみゆ」コンビとして親しまれている相手役、咲妃(さきひ)みゆさんとのコンビもお披露目となりましたね。
早霧せいなさんの退団にあたって、咲妃みゆさんも添い遂げられることが発表されています。宝塚の歴史の中でも、この二人は仲良しコンビとして有名でした。
分かってはいたけど
やはり正式に退団発表あると悲しい~(涙)
ちぎみゆ添い遂げ、最後まで最高!
今のままの雪組をいつまでも見ていたかった!
でもね、そうも行かないもんね‼(涙)
ちぎさんと咲ちゃんの並び好きなのにぃぃ
今月のグラフ大事にしよう。うん!— *UruWa* (@aimer_neige0213) November 21, 2016
ちぎみゆ退団ないかなって期待してる自分がやっぱりどこかに少しだけいたけど、退団なのね…
私の心は土日月で大荒れ模様だよ
でも、九州出身トップコンビが添い遂げするって、なんか九州出身としては、最後までホントに応援したいと思わせてくれるよな~
ありがたいって思います— * Can * (@Can19976928) November 21, 2016
初主演は2006年
2006年 『NEVER SAY GOODBYE―ある愛の軌跡―』にして新人公演初主演を果たした後、同年11月には『維新回天・竜馬伝!』にて沖田総司・坂本竜馬(新人公演時)を熱演。順調にトップスターへの道を登っていきますがご本人の中には「神様からこうやって、アメをいただくと、いつかムチがとんでくるんじゃないかと思って、逆に恐怖の中で過ごしておりました」という想いもあったそうです。
主な過去の作品一覧
- 2001年4~5月
『ベルサイユのばら 2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』で初舞台 - 2006年3~5月
『NEVER SAY GOODBYE』タリック/(新人公演)ジョルジュ ※新人公演初主演 - 2006年11~12月
『維新回天・竜馬伝!』沖田総司/(新人公演)坂本竜馬 - 2008年6~7月
『殉情』(バウホール)佐助 ※バウ・ワークショップ初主演 - 2009年2月
『外伝ベルサイユのばら -アンドレ編-』(中日劇場)オスカル/ベルナール ※役替わり - 2009年11月
『雪景色』(バウホール)小四郎/三五郎、他、役替わり ※バウホール公演初主演 - 2010年6~7月
『ロジェ』クラウス - 2011年1月
『ロミオとジュリエット』マーキューシオ - 2011年4~5月
『ニジンスキー』(バウホール)ヴァーツラフ・ニジンスキー ※バウホール公演単独初主演 - 2011年7月
『ハウ・トゥー・サクシード』(梅田芸術劇場) バド - 2012年7月
『双曲線上のカルテ』(バウホール)フェルナンド=デ・ロッシ - 2012年10~11月
『JIN-仁-』坂本龍馬 - 2013年4~5月
『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』オスカル/ベルナール ※役替わり - 2013年11~12月
『Shall we ダンス?』エラ - 2014年3月
『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』(全国ツアー)オスカル ※全国ツアー公演初主演 - 2014年10月
『伯爵令嬢』(日生劇場)アラン・ド・オルレアン - 2015年1~2月
『ルパン三世』ルパン三世 - 2015年5月
『星影の人』(博多座)沖田総司 - 2015年7~8月
『星逢一夜』天野晴興 - 2015年11~12月
『哀しみのコルドバ』(全国ツアー)エリオ・サルバドール - 2016年2~3月
『るろうに剣心』緋村剣心 - 2016年6月
『ローマの休日』(中日劇場)ジョー・ブラッドレー - 2016年10~11月
『私立探偵ケイレブ・ハント』ケイレブ・ハント
早霧せいな 宝塚に築いた新たな歴史
るろうに剣心すごいよかった!(*゚Д゚艸)
てかみんなカッコよすぎでしょ!
あと1番気になってた早霧せいなさんを見れて嬉しかった
ファイルも買えたし、本当に貴重な経験だった!次は龍真咲さんが退団するまでに月組観たい。 pic.twitter.com/m9Q92ylTPW
— 咲来 (@LL_jubilation) May 4, 2016
数々の舞台で活躍した後、早霧せいなさんは2014年の9月1日。壮一帆の後任として雪組トップスターに就任しました。
早霧せいな トップスター就任後の活躍
初舞台後、宙組へ配属になった男役としてトップスターに就任したのは、早霧せいなさんが初めてのことでした。それだけではなく、早霧せいなさんは、過去の作品や、宝塚102年の歴史の中でも数々の偉業を成し遂げています。
トップお披露目公演が行われたのは2015年1月1日。演目は『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-/ファンシー・ガイ!』でした。その後、2015年7月には『星逢一夜』。2016年2月『るろうに剣心』。2016年10月『私立探偵ケイレブ・ハント』と、2015年に行われた『ルパン三世』以来、本拠地である宝塚大劇場で行われた4作品、すべて完売。
他の劇場と比べても収容人数の多い大劇場公演にもかかわらず、トップ就任から4作連続稼働率100%超えは史上初の快挙でした。まさに宝塚の歴史の一時代を築いたトップであるとして、小川友次理事長も「頭が下がる」と退団する早霧せいなさんをねぎらっています。
宝塚歌劇雪組の他のオススメ記事
- 【宝塚雪組】New Wave雪で主演!”雪の王子様”月城かなとの魅力とは
- 【宝塚雪組】2017年バウ「New Wave! -雪-」月城&永久輝中心に雪組若手を見よ!
- 【宝塚雪組】私立探偵ケイレブ・ハント新人公演で大抜擢の真地&縣に注目
- 【宝塚雪組】これまでの花・月・宙公演から振り返る「New Wave! -雪-」演出予想
- 【宝塚雪組】「私立探偵ケイレブ・ハント」制作発表にて明かされた新たな挑戦とは
早霧せいな 宝塚での最後の歴史
(出典:photoACより)
そんな早霧せいなさんは、『幕末太陽傳』および、『Dramatic “S”!』の2017年7月23日東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団されます。早霧せいなさんが宝塚に刻む最後の歴史の一ページを、ぜひ共に過ごしたいものですね。チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。