【月組二番手として美弥るりか主演 『瑠璃色の刻』】
美弥るりか 単独初主演 瑠璃色の刻 https://t.co/nvT7jk0Gen pic.twitter.com/SV7920L4CY
— きーこ (@takarazuka_kiko) November 5, 2016
2017年宝塚歌劇の公演内容が発表になり、月組の別箱公演の内容が明らかになりました。
4月~5月にかけてはトップコンビふたりは博多座公演へ、そしてもうひとつの公演が美弥るりかさんの梅田芸術劇場ドラマシティ公演『瑠璃色の刻』となることがわかりました。
この公演は美弥さんにとっては、初の単独主演公演となり月組二番手スターにふさわしい舞台となることが期待されます。美弥さんのこれまでの歩みと、この公演の概要を紹介していきましょう。
【美弥るりかさんのこれまでのプロフィール】
【美弥茶】
パソカレやっぱり表紙は攻める美弥るりかかな!
(鏡も自分で考えた)
中身も各種いろいろ取り揃えてます pic.twitter.com/STGZYpHHgh— ☆すみの☆ (@tkrzkask) November 5, 2016
美弥さんは2003年、89期生として入団。同期には現役では主なスターに明日海りおさん、望海風斗さん、凪七瑠海さんなどがいます。
星組に配属後、新人公演主演を経て2012年に現在の月組へ異動。
2014年、凪七さんとのW主演でのドラマシティ公演『THE KINGDOM』、2016年月組トップスターが珠城りょうさんになってからの二番手スター就任となりました。
【『瑠璃色の刻』の主人公 サン・ジェルマン伯爵とは?】
タイムトラベラー? 不死の人? 歴史の転換期に現れる謎の男、サン・ジェルマン伯爵は日本に滞在中か!? http://t.co/z2UhyqS6UC pic.twitter.com/moAupc0a2j
— こねこ (@koneko_01) August 4, 2015
美弥さんが演じるサン・ジェルマン伯爵の名前はファンタジーやミステリーが好きな方なら、耳にしたことがあるかもしれません。
18世紀のヨーロッパで王室にまで入り込んで暗躍したとされる錬金術師として有名な人物です。しかし彼の人生はあまりにも謎に満ちていてどこまでが嘘でどこまでが真実かは、想像するしかありません。
ただフランス革命の際には国王とマリー・アントワネットに対して説得を試みて失敗、結果的にパリを追われることになった、とあります。
キーポイントは「不老不死」と「美」?
サンジェルマンが現代まで語られる理由としては18世紀からなんと20世紀までの200年もの間に何度もあちこちで目撃されたという証言があることが大きいでしょう。
また驚くほど美しかったとのことで、彼が持つ「賢者の石」によってその若さと美しさが保たれていたのだとの説まであります。
王族を動かすほどの術と魅力がこの物語の軸となると思われます。見た目のイメージとしては、『1789~バスティーユの恋人たち』で演じたアルトワ伯に近いかもしれません。彼がヨーロッパの歴史を踏み越えていく冒険譚になるのでしょうか。
【『瑠璃色の刻』に期待したいポイント】
借りてるものを着々と消化すべく、
宙組ロバート・キャパ魂の記録/シトラスの風Ⅱを見てた~
舞台の内容はシリアスなのに中だるみする事なくスッと入ってきて見易かったな
りかさんの黒髪がすごく…かっこよくて…ウッてなるショーでした… pic.twitter.com/lkxsTk0VHs— 侑兎 (@yuto_peke) February 29, 2016
脚本、演出は原田諒先生。歴史上の実在の人物から想をえて演じる生徒に合わせて魅力的に仕上げていく手腕に定評があります。
『ロバート・キャパ 魂の記録』、『アル・カポネ-スカーフェイスに秘められた真実-』、 『For the people-リンカーン 自由を求めた男-』など。
18世紀のフランスという歴史的背景は、『ベルサイユのばら』、『スカーレット・ピンパーネル』、『1789』などの名作からディープな宝塚ファンならずともおおかたの把握はできていると思われますから、『瑠璃色の刻』はいわばそのフランスの歴史的世界の別の部分を映し出す新たな名作の予感がしてきます。
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【『瑠璃色の刻』というタイトルの意味】
美弥るりかさんの宛書きともいえる『瑠璃色の刻』、たくさんの説や謎に包まれているからこそ彼女にしか演じることのできないサンジェルマン伯爵像が出来上がることでしょう。『瑠璃色の刻』というタイトルは彼が様々な時間を旅することを意味しているのか?またサンジェルマンの他にどんな実在の人物が、絡んできてそれらを月組のどのスターが演じることになるかを想像するのも、これから先の楽しみとなります。4月から5月までまだまだ先…ではありません。今からでも18世紀のフランスの空気とともにどんな作品になるか見守りたいですね。