宝塚宙組「王妃の館」情報まとめ
宝塚歌劇宙組『王妃の館』
スーパーレビュー『VIVA! FESTA!』観劇。いやーー美しい!!
ウットリ見惚れて、ほ〜ってなる。
宝塚、身体の魅せ方が
凄く凄く凄く勉強になる。これからもっと観に行こう。 pic.twitter.com/ZkGayovftj
— 中山義紘(劇団Patch) (@patch_nakayama) February 21, 2017
宝塚歌劇宙組の大劇場公演が「王妃の館/VIVA! FESTA!」。宙組にとって1年ぶりとなる新作のお芝居「王妃の館」は、浅田次郎さんの同名小説が原作です。原作モノの新作の良い所は、事前にじっくり予習ができるところ。
そこで今回は、「王妃の館」のあらすじを詳しく解説します。
宙組トップ娘役実咲凜音「王妃の館/VIVA! FESTA!」で卒業!退団理由とファンの本音浅田次郎「王妃の館」あらすじ
来年の宙組で上演する「王妃の館」原作本を購入。「地下鉄に乗って」くらいしか浅田氏の本は読んでないや。 pic.twitter.com/DOUFDFC7M5
— shimako (@shi10ma25) July 10, 2016
「王妃の館」は、2001年に観光された浅田次郎さんの長編小説が原作です。
物語の舞台は、太陽王・ルイ14世が寵姫のために建設したという「王妃の館(シャトー・ドウ・ラ・レーヌ)」。現在は、一見さんお断りの高級ホテルとして使われています。太陽王といえば、ヅカファンにとっては星組「太陽王」でおなじみですね。
高級ホテルでありながら、深刻な経営難に陥っている「王妃の館」。そこに目をつけたのが、倒産寸前の旅行会社。旅行会社はホテルを巻き込んで、前代未聞のダブルブッキングツアーを設定。お昼に滞在する光(ポジ)ツアーは10日間で150万円、夜に滞在する影(ネガ)ツアーは19万円と格差あるツアーを、ダブルブッキングがバレないように、それぞれの顧客が鉢合わせしないようにと行ったのです。
しかし、ツアーに集まったのは風変わりな人気作家を始め、ワケやクセのある人ばかり。
ルイ14世のエピソードが紐解かれる中、個性豊かな登場人物が織りなす人間模様がコミカルに描かれていく作品です。
ちなみに、浅田次郎先生は、小説執筆時にこのホテルに実際に宿泊されたのだとか。この豪華絢爛な館が、舞台上でどう表現されるのか。豪華絢爛な舞台は宝塚の真骨頂です。
映画版「王妃の館」キャスト
https://twitter.com/shihoelement/status/748823348822495232
「王妃の館」は、2015年に水谷豊さん主演で映画化されています。映画版のキャストと人物紹介をまとめてチェックしておきましょう。この作品は、監督が「キャラ合戦」と評するほど登場人物が個性豊か。
役名 | 映画版キャスト | 役どころ |
---|---|---|
北白川右京 | 水谷豊 | 人気作家。新作『王妃の館』を執筆するためツアーに参加した。カエルグッズとスイーツが好き。 |
朝霞玲子 | 田中麗奈 | 倒産寸前の旅行会社の女社長。今回のツアーの”2重売り”を企画した張本人。頭がきれる。 |
桜井香 | 吹石一恵 | 200万円という大金をはたいて参加したワケありのOL。右京のファン。 |
金沢貴一 | 緒形直人 | 成金実業家。派手な服装で身を固めるが、頭髪に悩みを抱えている。 |
ミチル | 安達祐実 | 苦労人ホステス。服装が派手。 |
戸川光男 | 尾上寛之 | ツアーの添乗員で朝霞の部下。心優しく気が弱い。 |
近藤誠 | 青木崇高 | 堅物の熱血系警察官。情に厚く人がいい一面もある。酒癖が悪い。 |
クレヨン | 中村倫也 | ショーパブのスター。女装家で身のこなしは完全に女性だが、腕力は強い。失恋がきっかけで参加した。 |
香取 良男 | 山中崇史 | ベテランの文芸誌編集者。右京の新作を出版するために参加。 |
早見 りつ子 | 野口かおる | 香取の後輩編集者。右京のスランプを疑っている。 |
丹野 二八 | 石橋蓮司 | 複雑な過去を持つ元詐欺師。1人行動を好む。フランス語も堪能。 |
ディアナ | 安田成美 | ルイ14世の愛を受けた寵妃。 |
プティ・ルイ | 山田瑛瑠 | ルイ14世とディアナの息子。 |
ルイ14世 | 石丸幹二 | フランスの”太陽王”と崇められた王。 |
役が多くて組ファンとしては嬉しい限り!この役は誰がやるのか?そう考えるだけで楽しくなりそう!中でも注目は女装癖のある「クレヨン」ではないでしょうか?
宝塚版「王妃の館」はどうなる?
映画版の主演は、オカッパ頭に短パン姿という強烈なビジュアルの人気作家・北白川右京。劇場版では北白川右京を朝夏 まなとさんが演じます。ちなみに、この春開催される「王妃の館」新人公演では留依 蒔世さんが同じ役を演じることが決まっています。
旅行代理店の女社長・朝霞玲子に実咲 凜音さん(新人公演では遥羽 ららさん)、原作では石丸幹二さんが演じたルイ14世役には真風 涼帆さん(新人公演では鷹翔 千空さん)。クレヨン役は蒼羽 りくさん(新人公演では愛海 ひかるさん)が演じます。
「王妃の館」で大劇場デビューを果たす田渕先生は、雪組「ローマの休日」で名作映画を見事に宝塚版として舞台化されました。
宝塚で3月6日まで公演があったあと、4月からは東京での新人公演が始まります。