宝塚歌劇団における、花組、月組、雪組、星組、宙組の特徴とは?
2017年はタカラヅカレビュー90周年!! | 宝塚歌劇を楽しむ | 宝塚歌劇公式ホームページ https://t.co/NYhdgJqBT9
90周年ってとても凄いよね
ここまでレビューを絶やさず繋げてきてくれたOGジェンヌの方々にも感謝
これからのジェンヌの皆さんにも pic.twitter.com/sSb6AtUFo8— KAORI*:。✡ (@asaka0108) January 21, 2017
宝塚歌劇団は、100年以上の歴史を持つ女性だけが演じる劇団です。
宝塚歌劇には、花組、月組、雪組、星組、宙組の5つの組があり、それぞれ組によってまったく雰囲気が違います。
どのくらい違うのかといえば、団員である生徒さんたちが組替え時にカルチャーショックを受けることもあるくらい雰囲気が違うのです。
もちろん、トップスターさんの個性やカラーで組のイメージが決まることもありますが、昔から受け継がれる伝統的なカラーが大きく影響しています。
今回は、花組、月組、雪組、星組、宙組の特徴を解説しながら、宝塚歌劇を徹底解剖!あなたにぴったりの組を見つけてみてはいかがでしょうか?
宝塚歌劇を徹底解剖!花組といえば『ダンスの花組』
お披露目公演仮面のロマネスクとか…..みりおがエr….セクシーなやつやん…..
みりゆきイイね
二人共表情が堪らん✨✨✨ pic.twitter.com/OaESxZrVYL— をた❄️ (@akanetsukada) December 16, 2016
花組は、トップスターに大浦みずき(おおうらみずき)さんや安寿ミラ(あんじゅみら)さんといったダンスが得意なスターを輩出した組。
大人数で行われる伝統的な黒燕尾の群舞は、迫力がありファンの間では定評があります。
そして、花組は宝塚歌劇で最も歴史のある組の一つです。
それゆえに、正統派の男役が多く、花組という伝統を重んじた「花男(はなおとこ)とはなんたるか?」ということを上級生から下級生へと叩き込まれます。
叩き込まれる伝統から、花組の男役には花組独特の色気があり、その色気がたまらないというファンも多くいます。
花組の娘役は、男役をしっかりと支え伝統的で控えめな娘役でありながら芯が強く自分らしさを忘れず美しさを追求しています。
花組には、独特の花組ポーズというものが存在し、男役娘役関係なく生徒さん達はここぞという時にこのポーズをとります。
現在のトップスターは明日海りお(あすみりお)さんと仙名 彩世(せんなあやせ)さんです。
明日海さんは繊細な少年のような外見から想像できないくらい、力強く人間味の溢れる演技をします。
『金色の砂漠』では、トップスターでありながら憎しみと愛情に揺れる奴隷を演じ、新境地を開きました。
先日トップ娘役に就任した仙名さんは、男役をそっと影から支えつつも芯が強くしっかりとした美しい娘役さんです。
トップ娘役としては在団10年目と遅い就任ですが定評のある実力から、贔屓の組を関係なく多くの宝塚ファンから祝福を受けました。
伝統的な『これぞ宝塚!』がお好みならば、花組がオススメ。
花メロディア。
男役の黒燕尾、良かった。ダンスの花組、とか、花男、とか、自分の先入観もあるのかも?しれないけど、花男たちの自覚や矜持、プライドが、ダンスの出来を一回り大きく輝かせてる気がしました。— にんじん (@AkiEritan) October 11, 2015
なんでもできる!が評判だった仙名さん。でも実際に明日海さんの横にいる仙名さんは思った以上にかわいくて、すんごくできる人だけど明日海さんがちゃんと自分のかわいい相手役として包んであげようとしてるし、仙名さんもできる自分を包んでくれる明日海さんに安心してくるまってる感じが素敵だった!
— はなこ (@p61nXo8D8l7p0pM) March 19, 2017
明日海さまと仙名さんのデュエットがとても素敵でした。おめでとう!本当におめでとう!!幸せそうだったなぁ。
— kapi (@K_la_lune) March 18, 2017
宝塚歌劇を徹底解剖!月組といえば『芝居の月組』
月組グランドホテルカルーセル輪舞曲✨ステキすぎて感動♡♡
ちゃぴちゃんの気高さが好きです
役替りあーさ美しくて✨わかばちゃんフラムシェンがcuteでした♡#グランドホテル #月組 pic.twitter.com/iQkoWQPTAS— ♡MarieAntoinette♡ (@Erika_AntoinetB) March 12, 2017
月組の魅力といえば、洋物のお芝居です。
宝塚歌劇の代表作である『ベルサイユのばら』や『風と共に去りぬ』の初演を演じました。
榛名由梨(はるなゆり)さんをはじめ、大地真央(だいちまお)さん、涼風真世(すずかぜまよ)さん、天海祐希(あまみゆうき)さんなどのトップスターを排出した組でもあります。
榛名由梨さんといえば、初演の『ベルサイユのばら』でオスカルを演じました。
もう、これ以上の宝塚歌劇における代表作もありません。
大劇場でのトップお披露目として、トップススターに就任したばかりの珠城りょう(たまきりょう)さんとトップ娘役の愛希れいか(まなきれいか)さん率いる月組が『グランドホテル』を上演しました。
この『グランドホテル』は、涼風真世さんの退団公演の演目でもあります。
『グランドホテル』は元々ブロードウェイで、アメリカにおける優秀な演劇に送られるトニー賞を受賞した作品であり、大人数での正確な動きと高い演技力を要求される演目です。
かつて、月組で演じられた難易度の高い演目を、再演でもう一度月組で演じられるということは『芝居の月組』が今現在も受け継がれているという証拠ではないでしょうか?
珠城さんは天海祐希さんに次ぐトップ就任が早いトップスターさんです。
『グランドホテル』では、包容力がありそれでいながら初々しさを兼ね備えた繊細な男爵の人物像を演じきりました。
トップ娘役である愛希さんは、男役から娘役に転身した娘役さんです。
娘役一本できた可憐な娘役さんたちとは違い、元男役ならではの凜とした強い人物を演じることに長けている娘役さんでもあります。
今回の『グランドホテル』では、40代の人気がなくなってしまったバレリーナを演じ芸の幅の広さをみせました。
『グランドホテル』の生みの親でもあるトミーチューン氏に「ブロードウェイに連れて帰りたい」と言わしめたほどです。
洋物のしっかりとしたお芝居が見たいなら、月組がオススメです!!
よく今の月組だから出来る作品て言われてるけど本当だて思う。たまきちのあの学年でのトップだからこそ出来る若い男爵。ちゃぴちゃんのトップ娘役のキャリアがあるからこそ出来るグルーシンスカヤ。フェアリーだけどお芝居が素敵な美弥さん。毎回素敵な発見が出来る楽しい公演。もう見れないの悲しい。
— サキ (@sakilovedots) March 20, 2017
今回の『グランドホテル』で一番嬉しかったのは、珠城さんに私の愛した過去の月組の息吹を感じたこと。珠城さんには天海さんの、久世さんの血が間違いなく流れている。芝居で劇場を震わせる、月組の血。20年の月日を経て、あの日の美しい人達と自分に出会えること。宝塚って本当に素晴らしいね。
— keikoclaire (@keikoclaire1224) March 19, 2017
グランドホテルは正に芝居巧者の多い月組にぴったりな舞台。幕が開くと観客もグランドホテルの客の一員として参加出来る。月組の熱演のおかげで一生あの世界に浸っていたいと思うほどにどっぷりグランドホテルの世界に浸かることが出来ました。
— ニケ (@Piokoteo) March 24, 2017
宝塚歌劇を徹底解剖!雪組といえば『日本物の雪組』
「星逢一夜」「Greatest HITS!」ライブビューイングの感想 https://t.co/cZiyKCwhbn pic.twitter.com/Bhp1kiWWYP
— きーこ (@takarazuka_kiko) February 28, 2017
宝塚歌劇において日本物といえば雪組です。
特に『日本物の雪組』と呼ばれるようになったのは、杜けあき(もりけあき)さんがトップに就任したあたりからです。
杜けあきさんは、日舞を得意とし花柳流の名取でもあります。
雪組が輩出したトップスターさんは、春日野八千代(かすがのやちよ)さん、杜けあきさん、一路真輝(いちろまき)さん轟悠(とどろきゆう)さん、壮一帆(そうかずほ)さんなど日本物を得意とする方々です。
その影響は脈々と受け継がれ、現トップスターである早霧せいな(さぎりせいな)さんは立ち回りを得意としています。
『るろうに剣心』では、大人数の敵を素早く倒す難しい立ち回りがありました。
立ち回りを得意とする早霧さんならではの立ち回りです。
トップ娘役の咲妃みゆ(さきひみゆ)さんは、芝居の評価が高く『星逢一夜』では子供から母親になるまでの江戸時代の女性を繊細に演じています。
しかしながら、雪組は日本物だけであるのかといえばそれは違います。
宝塚の代表作である『エリザベート』の初演は、当時雪組のトップスターであった一路真輝さんによって演じられました。
日本物で培われた抑揚を抑えた一本筋が通ったお芝居は、洋物のお芝居にも生かされています。
質実剛健、筋の通ったお芝居が見たいなら、雪組がオススメです!
星逢。2年経って再演にあたっての難しさはパンフのウエクミ先生の言葉を読めばよくわかるけど。
でも雪組はやっぱり日本物上手い。下級生までちゃんと形になってて安心して見られる。— REONE (@reokira) February 4, 2017
るろ剣観劇してきました!やっぱり早霧せいなさんは演技が抜群にうまいなぁと感動…そこに剣心が生きていた。殺陣のスピーディでダイナミックな動きもかっこいいし、大切なものを守ろうとする信念もかっこいいし、でもにかって笑顔は可愛いし、もうどうしたらいいの…!
— まさこ (@masako_smr) March 1, 2016
博多座雪組公演「星影の人」:楽しかった!早霧せいなの恋する沖田総司も良かったけど、祇園の芸妓を演じる咲妃みゆがお芝居も日舞もとても良かった。宝塚の日本物ミュージカルって歌舞伎とも違うしこれはこれでジャンルが確立されてる感ある。日舞の群舞ミュージカルとか超楽しいぞ。
— ともめてうす (@tomonomad) May 24, 2015
宝塚歌劇を徹底解剖!星組といえば『コスチュームの星組』
星を継ぐ者。星組第20代トップスター紅ゆずる様、大劇場お披露目スカーレットピンパーネル初日おめでとうございます。
さゆみさんと愛里率いる新生星組がめっちゃ楽しみです。 pic.twitter.com/jYC18SjqtY— ふらん☆ (@petit_dolly) March 9, 2017
宝塚歌劇といえば、豪華なコスチューム。
その中でも、星組はコスチュームものが多い組です。
そして、星組はパッションの星組でもあります。
団員である生徒さんの間からも星組の印象はと聞かれると『情熱的で体育会系』と即答されるほどです。
鳳蘭(おおとりらん)さん、紫苑ゆう(しおんゆう)さん、安蘭けい(あらんけい)さん、柚希礼音(ゆずきれおん)さん等、星組が生み出したトップスターさんたちはとても個性的で情熱溢れる方々が多いです。
情熱的な雰囲気と豪華絢爛なコスチュームの組み合わせが、より一層宝塚歌劇の豪華さを作り出しています。
今現在のトップスターは紅ゆずる(くれないゆずる)さんとトップ娘役の綺咲愛里(きさきあいり)さんです。
コスチュームの星組を体現するように、大劇場のお披露目は『スカーレットピンパーネル』です。
フランス革命時代を描いた作品で、内容もさることながらコスチュームの豪華さが際立つ作品です。
紅さんは容姿端麗さが際立つ、宝塚の中でも群を抜いています。
それとは、反対に人を笑わせることに心血をそそぐ情熱的な人情家でもあります。
綺咲さんは、可愛らしい外見とは反対に落ち着いた大人の女性が演じられる魅力ある娘役さんです。
情熱的で豪華絢爛な宝塚が見たいなら、星組がオススメ!
スカーレットピンパーネル、幕間休憩なう。
アドリブやボケが多くておもろーいヽ(=´▽`=)ノ
紅ゆずるさん好きやー♪
衣装も華やかで素敵やわー。— ごう。 (@ugonowai) March 21, 2017
綺咲愛里ちゃんの声の周波数がすごく好きで聴いていると癒される。マルグリッド、すごくいい。凛とした女性像はそのままにひたむきさが加わり、パーシーに冷たくされるマルグリッドにより感情移入できる。有沙瞳ちゃんの声もお芝居も好きなのでマルマリが喋ると至福✨星組にくらっち、期待!
— まいこ (@tenno3) March 13, 2017
星組OSO。紅ゆずる、トップスターとしての最初の主演作に相応しい作品。天性のセンス、不断の努力と経験が生んだ包容力。カンパニーのエネルギーが彼女に向けられ一体となり、劇場一杯に放出されていた。紅ゆずるが伸び伸び演じる姿を観ていると、これからも星組に怖いものはないと確信できた。
— 銀橋 (@ginkyou_MA) January 14, 2017
宝塚歌劇を徹底解剖!宙組といえば『都会的な宙組』
宙組エリザベート東京公演初日おめでとうございます✨✨
朝夏まなとさんと組子の皆さん、そして公演に携わる全ての皆様が無事千秋楽まで駆け抜けることができますように✨✨ pic.twitter.com/vg7qCdWnbH— まっこ (@macco1023) September 8, 2016
宙組は宝塚歌劇の中で一番若い組です。
一番新しくできた組であるせいか、他の組とはかなり雰囲気が違います。
都会的な色気が漂い、スマートなシャープさが際立つのがこの組です。
宙組から星組へ移動した男役の七海ひろき(ななみひろき)さんは、日常的にあまりにもスマートに娘役をエスコートするので星組の娘役さんや下級生の男役さんからは『お兄様』と呼ばれているそうです。
七海さん曰く「宙組では普通だった」とのこと。
そのエピソードだけでも、宙組の都会的なスマートさが感じられます。
宙組が排出したトップスターさんたちは、姿月あさと(しずきあさと)さん、和央ようか(わおようか)さん、大和悠河(やまとゆうが)さん、凰稀かなめ(おうきかなめ)さん等、都会的でシャープな印象の方々ばかりです。
今現在のトップスターは朝夏まなと(あさかまなと)さんとトップ娘役実咲凜音(みさきりおん)さんです。
残念ながら、実咲さんはもうすぐ退団されてしまいますが、大人の女性の演技が魅力的な娘役さんです。
朝夏さんは、とても手足が長く『エリザベート』のトートを演じらた時は、今までのトート像とは違い都会的でシャープな印象を受けました。
実咲さんのエリザベートは、ファンの間でとても共感がしやすく素晴らしい演技だったと好評を得ています。
宙組の都会的なセンスが光ります。
宝塚歌劇という伝統のある世界にいながら、都会的で現代的な宝塚を観たいなら宙組がオススメ!
姿月あさと和央ようか貴城けい大和悠河大空祐飛凰稀かなめ朝夏まなと、これらのトップスターに育てられ背中を見てきた故都会的で洗練された男役の宝庫高身長クセのないダンス歌が持ち味だが先日やってきた真風涼帆は鳳蘭や柚希礼音やらの血を受け継ぐ男役なのだよさぁどうなることやらの宙組俄然楽しみ
— ヅカクツシタのぴっぴ (@kopinobori) March 27, 2016
宙組エリザ。朝夏まなとのトートはスタイリッシュだけれどエリザベートにまとわりつく感じが雰囲気、所作の両方に感じられて非常に良かった。役作りは決してチャラくないし、陽でもないと思う。いい意味で陰湿(いや本当に)。間の取り方や指の関節の動かし方も粘り気があって上手いなと。
— 銀橋 (@ginkyou_MA) September 19, 2016
ゾフィがあまりにも意地悪で憎々しげで、フランツがあまりにもマザコンで頼りないから、実咲エリザベートの言い分に説得力がありました。こんなふうに、エリザベートに共感できるの初めて。みりおんのエリザ好きかも。
— コランダムフェチ (@corundumfeti) July 28, 2016
宝塚歌劇を徹底解剖!あなたにぴったりな組は見つかりましたか?
妹と午後から有給で2度目のグランドホテル観て観劇チケット割引のアフタヌーン・ティーしてきた✨
宝塚独特のルール理解してない妹、劇の内容理解出来てなかった…白い衣装のデュエットダンスは死んだ2人の想像世界だよ実は生きてたんじゃねーからww pic.twitter.com/REsKqJE241— にゃいださん (@RIDsun) March 23, 2017
花組、月組、雪組、星組、宙組。
宝塚歌劇の5組の特徴を見てきました。
あなたにぴったりな組は見つかったでしょうか?
見つけることができたなら、あとは夢の扉を開くだけです。
宝塚歌劇はいつでも大きく扉を開いて待ってくれています。
花組、月組、雪組、星組、宙組、どの組の扉も開いています。
100年以上の歴史を持つ女性だけが演じる劇団は他にはありません。
舞台は生が一番!
さあ、思い切って飛び込みましょう!