宝塚歌劇団の象徴のひとつ“羽根”
パレードのお写真きた♪
ちぎちゃんの大羽根キラキラめちゃ綺麗゚+.☆
ゆうみちゃんウエディングドレスみたいでかわいい♡
さすが嫁っち似合ってるぅ(*´∀`*)♡ pic.twitter.com/4SCSR4aZBr— ☆゚+. ぷりにゃん ゚+.☆ (@riana0610) April 21, 2017
多くのファンを魅了し続け100年を超える歴史を持つ宝塚歌劇団。
これぞ宝塚歌劇!と宝塚歌劇団の象徴的なもののひとつ。それが“羽根”ではないでしょうか?初めて宝塚を観劇した時、キラキラな衣装に大きな羽根を背負って大階段を降りてくるトップスターに感動したという方も多いと思います。
そこで今回は宝塚歌劇団の“羽根”についてご紹介したいと思います。羽根の仕組みや作り方などを知ることで、より宝塚に対する興味が深まること間違いなしでしょう。
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宝塚歌劇団で羽根を背負う意味
この写真見て今やっと、「あ、さゆみさんトップになったんだ……」ってじわじわ実感してるところです。
生で見てる時はまさに放心状態で、さゆみさんが大羽根を背負ってる現実を脳内で処理しきれてなかったらしい😂本当に覚えてない💦 pic.twitter.com/Uqx0Dnf0Kp— りかこ*° (@trika904) March 10, 2017
トップスターとしての責任感
宝塚の羽根といえば、フィナーレで大階段を降りてくる時に背負っている背負い羽根のことを言います。特に大羽根といわれるトップスターが背負う羽根はその大きさや華やかさに圧倒してしまいますよね。
近年ではトップスターにのみナイアガラと呼ばれる尻尾のような羽根がつくことが定番となっていますが、その重さはなんと10キロ以上高さ2メートルもあります。
トップスター就任後のインタビューなどで『羽根の重さはどうですか?』という質問の答えに良く聞く言葉として『羽根の重さは責任の重さ』というものがありますが、羽根を背負うことは組を引っ張っていくトップスターとしての責任感という華やかな見た目以上の意味を持っているのです。
タカニュ、グラホ突撃レポ
トップさんの羽根、どうですか?との質問に、「重いっていうのは本当でございました。羽根自体の重さもあるけど、いろんな方の想いを背負って立っているんだなと実感しています」の珠様の後に、るりさんもおめでとうございます!って泣くまんちゃん、本当に優しい人。— Apricot103 (@whitiyy1990) January 16, 2017
羽根が…本当に大きかった…あれを毎公演ショーの最後に背負ってるなんて…それだけの責任や重みをトップスターは背負ってるんだな…想像も出来ない世界。
— うみ (@cm___1234) May 22, 2017
だからトップってすごいんだよ。誰にでもできるわけじゃない。だから、まぁ様ってカッコいいんだ。人の上に立ち全ての人のために。その責任の重さがあの大きな羽根で、象徴。恐ろしいものだらけの中で、あれだけ堂々と立っていられる彼女の心の強さを思うと、ほんとに、涙が出る…
— みぃこ@どうにか阿弖流為みたい (@miico7716) June 29, 2017
羽根さばきも人それぞれ
また、銀橋に出る時やお辞儀をする時など…トップスターそれぞれ個性ある羽根さばきを見るのもファンにとっては楽しみのひとつですよね。重い羽根は歩くとさらに風圧で大変だと言われていますが、バサァ!と勢いよく羽根をさばくのに憧れていた、というトップスターさんも多いようです。
れおんちゃん大羽根♡
ひっくり返ってるぅ〜!
セレブリティ♡ pic.twitter.com/OuCqzXVRkh— こむぎちゃん (@komugi_29) April 3, 2015
初日レポを見る限り、みっちゃんの羽根さばきがわたるさんやちえさんみたいなナイアガラばっさーー!だったとか。
みっちゃん、身も心も、あのエネルギッシュな星組のトップさんになったんだね…
— mame (@MAME_une) August 21, 2015
今日ムラにいるのだけど、さゆみさんの勢い良すぎる羽根さばきに周りがざわついた、、、、笑
— し お ね (@___121g___) April 8, 2017
そういえばまぁくんが、「車の車庫入れ得意な人は大羽根のさばき方がうまいんだよって言われた〜。私車庫入れ得意!(`・ω・´)」って何かで言ってたな。
そしたらあれですか、銀橋から本舞台に戻る時のドヤターンは、ドリフトで車庫入れする感じですか。— 海苔 (@amanusya) October 18, 2016
番手を示す意味
トップスターを頂点とするピラミッド型になっている宝塚歌劇団。パンフレットの写真の大きさや衣装の豪華さで番手が一目瞭然で分かるようになっているのですが近年では羽根の大きさも番手を示す意味をもっています。
トップスターやトップ娘役は羽根を背負うことが定番になっていますが、新しく組の編成が変わる時に二番手男役スターが大羽根を背負うかどうか…というのが必ず話題になります。
二番手の男役の羽根の大きさはほぼトップ娘役と同じサイズ感ですが、この大羽根を背負うことで組の正式な二番手なのかどうか、という目安になるのです。二番手をひとりに決めれない時は二人で二番手羽根を背負う時もあれば、二番手羽根なしの時もあります。
羽根によって一喜一憂するのもファンならでは。
美弥ちゃんの二番手羽根に感極まってしまった…本当、よかったねえ(T_T)
— せん (@center__156) March 16, 2017
咲ちゃん三番手羽根背負ってました!!!!!
— 咲¨̮❅ (@sakina_aya) April 25, 2017
ゆひきり2人も羽根デカイから、今のまさみりみたいにデカイ羽根が4つ並んでた時代なんだよなー
— アリコ (@arico_zk) March 30, 2012
宝塚歌劇団の羽根の仕組みってどうなってるの?
大階段の横にあった大羽根。トップスターの証ですが、予想以上に大きかったです。ちなみに小さいものなら実際に付ける事ができ、記念撮影する事が出来ます。 pic.twitter.com/BrB0Du4qCa
— 和 (@January_Kazu29) August 7, 2014
気になる重さ
トップスターの背負う羽根の重さはデザインによって違いますが平均10キロだと言われています。高さは2メートル。歩くと風圧でさらに重く感じます。ショーのフィナーレで最後だから出来るけど中詰めだと無理かもしれない…と語るタカラジェンヌもいます。
昨年のトップお披露目で一番不安だったのが、羽根で大階段を下りられるか。最初つけた時はよちよちしました。めっちゃ重いです。ナイアガラがあるのとないのとでは全然違います /Review・of・タカラヅカ:/3 スターの証し 毎日新聞 2013年06月28日 大阪夕刊
— 龍 真咲bot (@RYU_Masaki_bot) December 18, 2016
【8/23エリザ貸切】実際羽根を背負ってみてどうですか?と聞かれみりおちゃん「はい、あのぉ…今までのトップさんがたの歴代の重みと言いますか…予想はしていたんですが…(突然腰に手を当てるポーズ)…!(ぴょん!)重いです」
飛 ん だ !!
ぴょんて!!ぴょんて!!
殺す気かよ
— あい (@airevue) August 23, 2014
すみれミュージアムで、トップスターの大羽根に近い重さのリュックを持ってみた…想像の何倍も重かった。背負えばまだ動けるけど、まず片手なんかじゃ持ち上がらない。両手で持っても尻餅をつきそうになる。舞台では係の人が背負わせてくれるけど、あれを毎日背負うトップスターって…涙が出そうだった
— ユリカ (@MachiYuri) May 15, 2017
作り方
エイトシャルマンおゆきちゃんの何が凄いって、この身体能力ですよね。腰から爪先までは真横を向いてるのに、顔は美しく真正面。左足の膝から爪先までの真っ直ぐなライン。力の入ってないような腕。雉羽根のなびき具合。
インドの神様が絵や像にされる瞬間を切り取ったみたいな完成度… pic.twitter.com/eni5W54rMR— 緋翠 (@hisuiR) June 10, 2017
宝塚の羽根は主にダチョウの羽を使用して作られています。デザインや色は公演ごとイメージに合わせたものになっており、トップクラスには雉の羽根がアクセントになったものも。
トップスターの羽根は二色使いのものが多く、二番手男役は一色のシンプルなものが多い印象です。
作り方の細かい仕組みは分かりませんが宝塚のお衣装部さんの手によって一度使ったものも形を変えたり色を染めたりリメイクして使われています。
トップさんの背負う羽根は約300本の羽根が使われてるらしい。…そら重いわ!!
— たこ焼きソース (@takoyakinomoto) May 8, 2014
背負い方
羽根の背負い方は娘役を見ると分かるように紐が付いており肩に引っ掛けて背負うようになっています。男役の場合はジャケットと一体型になっており羽根つきのジャケットごと着るようになっています。
昔は、ランドセルのように両肩に掛けるという形でしたが、それだと見た目が美しくないので、現在はワイヤーを使って衣装に付けてます。
(出典:all about)
しやがレポ4.宝塚衣装の話
羽根は何で出来てるでしょうクイズ
A:あれ、鳥でしょ。
吉:の中でもオーストリッチですよ。
オーストリッチ知ってますよね??
A:だから、鳥でしょ(汗)??
宝:ダチョウの羽根ですよ。トップスターのみ。総重量20kgあって、2人がかりで背負う。
— つん。 (@be_with_a) October 20, 2012
宝塚歌劇団の羽根の歴史とは?
【9月1日は何の日フッフ〜】それは1927年(昭和2年)のこと ・・・宝塚少女歌劇団(現在の宝塚歌劇団)の花組によって日本初のレビュー『モン・パリ』の初演が兵庫・宝塚大劇場で行われた日です。大階段やラインダンスなども登場。 pic.twitter.com/AVpxVQtiId
— 三十坪の秘密基地 (@30tsubo) September 1, 2016
いつから?
海外のレビューをお手本に公演されていた宝塚では随分古くから羽根扇や頭の羽根飾りなどが登場していました。しかし男役が羽根を背負う、という歴史は1970年代から始まったと言われています。
最初にフィナーレでトップスターの背中に羽根が認識できたのが、1973年1月「パレードタカラヅカ」の甲にしき。でも今からみればすごく地味。
(出典:ビンテージ・タカラヅカ)
羽根を背負い始めたころは今と比べると小さめで、ショーの中詰めで背負うこともあったようです。鳳蘭さんや汀夏子さんの時代には徐々に大きくなり少しづつ今のような形になってきました。
近年はショーでは必ずトップスター、トップ娘役、二番手男役が大羽根を背負うというのが定番になっていますが1990年頃までは羽根を背負うのはトップスターのみ、という公演やトップスターも公演によっては羽根を背負わない…ということも多々ありました。
また上級生の娘役のみナイアガラ付きの小さめの羽根を背負っている公演もあったり、羽根が好きではない…という理由であまり背負わなかったトップスターもいたり様々です。
ちょっとずつ大きく豪華になっていく背負い羽根。タカラジェンヌの背も昔に比べると徐々に大きくなっている、というのも影響があるのかもしれませんね。
最近宝塚フィナーレ大羽根は「観音様像の後光」の如く後ろに真ん丸な形でドーン!って感じなのが主流だけど、昔の羽根はあんまり支柱?とかがない様な感じで、そこが好きだったりする私(笑)
羽根の重さで後ろに良い感じにしなってて歩くと「ふわんふわん」が凄くて正しく「羽根」って感じ♪学年順☆ pic.twitter.com/5s7xAdXMU8— ケイト (@evergreen1510) January 19, 2017
羽根を背負わない公演もある
朝から頑張ったかいがあった(≧∇≦*)♡♡♡
もぉテンションおかしいわ(笑)
ニヤケが止まらない・・・電車の中(笑)( ´艸`)花組♡東京公演
ミーマイ♡初日まで・・・
後♡・・・2日ヒャッホーイ(o゚▽゚)oワクワク pic.twitter.com/l6CWPxdNlm
— ♡nori♡flower♡mirio♡ (@irori531) June 21, 2016
現在、小劇場作品以外のショーのフィナーレでは必ず背負う羽根ですが、一本物のお芝居や和物など、演目によって背負わない公演があります。
その代表が「ベルサイユのばら」「ミーアンドマイガール」「風と共に去りぬ」です。「ベルサイユのばら」は羽根ではなくマントを付けています。「ミーアンドマイガール」や「風と共に去りぬ」は役柄的に羽根は合わないからというのが理由でしょう。
ただ一本もののでも「エリザベート」や「ファントム」「ロミオとジュリエット」「スカーレットピンパ―ネル」「1789」などは羽根を背負っています。
羽根のデザインいろいろ
まって初演エリザと2014エリザのトップさんの羽根wwwwwww
初演やばい(笑) pic.twitter.com/xCebZHcbJ7— A-Ruka (@a_m24702432) December 16, 2015
同じ演目でも再演時には全く違う羽根になっていることがあります。その代表が「エリザベート」。
再演以降トートは黒系のダークな羽根を背負っていますが、初演の一路真輝さんの羽根は天使のような少し変わったデザインが印象的でした。話題作「エリザベート」のトート役は再演されるたび毎回どんなビジュアルになるのか注目されますよね。
麻路さきさんのトートは丸型ではない黒一色の羽根でしたし、水夏希さんのトートの羽根もいつもと違うデザインで話題になりました。
この宝塚花詩集100の羽根に桜いっぱい咲いててびっくりした #スカイステージ #宝塚ニュース pic.twitter.com/1DIR6IOEvw
— 彩翔(あやか) (@ayacat1994) April 15, 2014
他にも「TAKARAZUKA花詩集100!!」ではトップスター以外の背負い羽根がアシンメトリーで少し変わったデザインでした。時代によっては娘役トップもナイアガラ付きの羽根を背負っていることもあったり…と流行や、演目のイメージにあった背負い羽根を見れるのはとても興味深いですよね。
宝塚、銀河英雄伝説でも羽根は背負うのか!! pic.twitter.com/1ntwCQwq
— 345 (@tani_345) January 11, 2013
王家のフィナーレナンバーがあたしすごい好きで星の王家ひたすら昔見てたから宙のフィナーレも楽しみやな💕 pic.twitter.com/r86qocBtNY
— Sakura@GO$$IP (@SONE24skr) June 5, 2015
そして
珠城りょうさん
大羽根!!
すごく素敵!似合ってる!
改めて
トップ就任本当におめでとうございます(≧▽≦)たまちゃぴみやちゃんの並び…
なんかすごくいい! pic.twitter.com/4mdZD0MVir— ひめ (@5251Anju) January 1, 2017
Forever LOVE 初日
まさきさんの大羽根の背中のところがハートになっていて、シャンシャンもハート型で周りにひらひらフリルが付いていて、ほんとLOVE!LOVE!愛がいっぱい!!💕 pic.twitter.com/93Amdt2XS8— あい (@cagliostro15126) June 10, 2016
花組💗Melodia~♪
フィナーレ✨✨ pic.twitter.com/aAAkoUs8Fy
— mInAmI♩*.* (@Jizeru_mogan) October 14, 2015
宝塚歌劇団の公演の華やかさを演出する“羽根”に注目!
(出典:photoAC)
豪華な舞台に華やな衣装が魅力の宝塚歌劇団。現実離れした舞台を作る重要アイテムである“羽根”についてご紹介しました。
羽根の歴史や背負い方、仕組みなどを知ることでより興味が深まりますよね。大羽根はトップスターにしか背負えない特別な物。まるでタカラジェンヌのオーラを具現化したような羽根は宝塚歌劇団を象徴するもののひとつです。
演目ごとに違う羽根のデザインに今後も期待して舞台観劇を楽しみましょう♪