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宝塚歌劇専科公演「オイディプス王」が幕を開け、通常の各組の大劇場公演それにバウホール公演とは、雰囲気も芝居のカタチも違うその内容に大きな反響が寄せられています。
芝居の巧みを存分に味わうことのできる滋味と、挑戦。ファンの感想と、みどころをまとめていきます。
- ギリシャ悲劇
「オイディプス王~ソフォクレス原作「オイディプス王」より~ - 脚色・演出/小柳 奈穂子
- 公演期間:2015/8/13(木)~ 8/23(日)
- 配役
オイディプス 轟 悠
イオカステ 凪七 瑠海
テイレシアス 飛鳥 裕
コロスの長 夏美 よう
コリントスの使者 悠真 倫
クレオン 華形 ひかる
羊飼い 沙央 くらま
巫女 憧花 ゆりの
報せの男 光月 るう
動かないのに感動を呼ぶ?!?「オイディプス王」
(出典:twitter)
ソフォクレスの古典名作をベースにした「オイディプス王」。
専科生と他組からの選抜メンバーの構成は、初日が開ける前から宝塚歌劇としては、珍しい舞台となっています。
さらに舞台内容も。
90分間ノンストップで行われる膨大な台詞で紡ぐ物語。
中央と左右に構えた石造りの階段という、最初から最後までそこにあるシンプルな舞台セット。
ひたすら会話が繰り広げられて行くだけの動きのない舞台上の光景。早い話がほぼずっと喋ってるだけで何も起こらないんですね。(歌ありますが)
(引用:「かずきの日々ヅカ日記」)
格調高いけれど、難解な言葉の海に飲み込まれそうになる内容。観客も主演者の気合に応えるよう集中して観ないとならないほど、パワーのある舞台が出来上がりました。
轟悠の存在が光る「オイディプス王」
主人公オイディプスの運命に飲み込まれながら雄々しく立つ姿はやはり、この人でないと!思わせてくれる轟悠さん。
夏美ようさんのようなベテランとも、また下級生とも自在に舞台上の空気を操る実力は、他の誰にも真似のできない芝居を生み出しています。
現役トップの頃の轟さんにはお芝居の人っていうイメージなかったし、作品結構見てた割にはあんまり得意なトップさんじゃなかったんだけど、オイディプス王は轟さん以外誰も考えられない、とてつもない存在感だった。あの衣装に着られないオーラというか、醸し出すものがすごい。圧倒された。
— ささめ (@sasame00) 2015, 8月 18
中堅の生徒も活躍!「オイディプス王」
(出典:twitter)
次々と人物が出て来て一対一で会話し謎を解いていく。
オイディプスが問い質す→証言者が答える。そしてまた次に人物が来る…というややもすると、平面的になりがちな展開を盛り上げるのが、ヒロイン、イオカステ役の凪七瑠海さん。
さらには短いながらも印象的な沙央 くらまさんの羊飼いの全てを見透かしたような、嘆きが観客の心に響きます。
コマさん羊飼い。羊飼いだった。紛うことなき羊飼いだった。あの少しの出番で、あんなにも羊飼いとして存在しているお芝居ってすごい。彼の過去と現在と、今この場で起こっている悲劇とこれから起こるであろう事態とを、全てコマさんは羊飼いとして表現してた。圧巻。少し狂気すら感じた。
— mana (@manadoooooo) 2015, 8月 16
それにしてもイオカステの凪七さんの、たおやかでキレイだったことー!動揺した轟さんの頭を優しく撫でる手の優美なことー!その切なさがね。なんかもう見てられへん。
— ui (@samskrta0122) 2015, 8月 18