時代の変遷を迎えている宙組
2017.04.30 宙組千秋楽
✨実咲凛音さん✨
ご卒業おめでとうございます✨
最後まで可愛く美しく輝いていらっしゃいました✨✨✨💕#実咲凜音 #みりおん #退団公演 pic.twitter.com/DToJOwi1zO— urity-tkrz (@b4da7dfc0299400) 2017年4月30日
先日、宙組トップ娘役であった実咲凛音さんが退団されて、次回公演から実咲さんのいない新たな組カラーになる宙組。
実咲さんの退団と同時に次回大劇場公演の演目の詳細も明らかになってきました。その公演は宙組トップスター・朝夏まなとさんの退団公演となりますので、宙組は寂しい別れが続きます。
今の元気で明るい宙組を作ってきたトップさんが次々と退団されていくいま、これからの宙組を作っていく下級生たちに注目が集まります。
今回は、宙組を支える有力な若手スターの中から、最近大きな役を演じ続けている和希そらさんにロックオンしてみたいと思います。ヒップホップのリズムが爆発するダンス、色気のある美声など、一見の価値ありという技術をたくさん持つ和希さん。
まずは基本プロフィールからご紹介していきます!
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和希そらさんの基本プロフィール
初舞台ネタ、もういっちょ💦 同期代表してインタビューに答えるそら氏。96期男役トップ成績で入団の実は「できる子」なんですもん✨ 今では鉄板の「言葉が出てこなくなる現象」は発生してなかった(笑) pic.twitter.com/nlz7yoLx4J
— mint☆ (@K_Sorakkuma) 2015年5月25日
和希そら
- 96期生
- 音楽学校卒業時の成績は2番
- 岡山市出身
- 身長168㎝
- B型
元雪組の天希(あまき)かおりさんが和希さんと同郷で、退団後に地元で開設したダンススクールに和希さんが入学、天希さんから宝塚観劇を勧められて初観劇し、衝撃を受けて受験を決意したそうです。
そして中学卒業と同時に受験した宝塚音楽学校の試験に一発合格。憧れのタカラジェンヌになるために小学生の頃からバレエや声楽を必死にお稽古して、それでも夢に手が届かない女の子たちが大勢いる中、なかなかの快挙と言えますね。
いつも笑顔で元気、見るからに明るいそらさんの性格はちょっと天然なところもあって「かわいい~」とファンは弟を見るような気持ちになってしまうようです。
バレエ出身ではなくヒップホップ出身のダンサー
そらくんHappy Birthday☆+。:.゚
本日の黒天使さまも楽しみにしております♪#和希そら pic.twitter.com/s28aG6IzTW
— うめこ (@umeko0906) 2016年10月4日
幼稚園からジャズダンスやヒップホップなどを習い、ダンサーとしての英才教育を受けている和希さん。学校でも特に部活には入らず、ひたすらダンススクールでダンスを踊っていたそうです。
宝塚における名ダンサーと呼ばれる生徒さんたちは幼少期からバレエを習っていたという経歴の持ち主が多いようなので、ヒップホップ出身の和希さんは少し異色の存在です。
重心を上に置くバレエとは逆に、重心を下に置くヒップホップは根本的な基本姿勢から異なってきますが、体幹のブレない和希さんのダンスは観ている側が爽快な気分になり、こちらまで体がリズムを取りたくなってしまうような世界観。
長身のスターさんが多い宙組では和希さんは小さいほうの男役になりますが、その存在感は抜群です。男役としての動きや目線の配り方などもよく研究されていて、「気がつけば和希さんばかりを目で追っていた」というヅカファン続出のようです。
100周年のベルばら新人公演で主役のオスカルに抜擢
和希そら、自己採点は「48点」 宙組新人公演「ベルばら-オスカル編-」(MSN産経ニュース) http://t.co/dfhoQ7ldpB
— 宝塚歌劇団レビュー情報365日タカラヅカ (@zukadays) 2014年5月21日
宝塚歌劇団は現在103年目を迎えていますが、記念すべき100周年には宝塚の代名詞でもある「ベルサイユのばら」を上演しました。100周年にはテレビなどのメディアにも積極的にアピールして更なるファンを獲得した宝塚歌劇団ですが、その重要な年に、しかも目玉作品であるベルばらの新人公演主演を任された和希さん。劇団期待度がよくわかる配役と言えますよね。
宙組ベルばら新人公演。最初、和希そらがなんでオスカル?!と思ったけど意外に違和感ない。地声がかなり低い人だけど高めの声を作ってて、チラ見えする女らしさも頑張ってる。お芝居は本役に一日の長がある気がするけど、歌唱力は比較にならんくらい巧い!セリフの声もよく通るし聞きやすい。
— 紫電改 (@shidenxkai) 2015年11月2日
普段はいかに男性の魅力を伝えられるかという点を念頭に置いてお稽古している男役さんが、オスカルでは女性らしさも滲ませなくてはならず、細かな人物描写が求められます。
歴代オスカルを演じてきたスターさんはたくさんいらっしゃいますが、本当に皆さん十人十色のオスカル像を描いています。和希さんのオスカルは力強さのある凛々しいオスカルに仕上がっており、よく通る声の美しさや逞しい低音が充分活かされていました。
『王家に捧ぐ歌』『エリザベート』大作が続く宙組新人公演で重用
スタイル良しフェイス良し演技良し歌良しで神に感謝しかない。 #瑠風輝#和希そら#新人公演pic.twitter.com/JaWfI4JgPY
— 花子 (@aeuiua) 2016年8月13日
新人公演初主演でいきなりオスカルに抜擢、その後は主演からは外れていますが、どれも2番手~4番手の役についており、存在感を発揮し続けています。
特にここ数年の宙組は『王家に捧ぐ歌』や『エリザベート』などの人気大作が続いているため、新人公演メンバーにも高いハードルが課せられます。
最後の新人公演となった『エリザベート』のルキーニ役では、シンガー・和希そらを完ぺきに印象付けることとなりました。
何作か観た中でも轟悠さんのルキーニは至高であると思う。他の人ではあの何とも言えない胡散臭い一般的に思い描くイタリア人感が出ないのだ。しかし今日の和希そらさんのルキーニは轟さんに迫るものがあった。歌も上手いし動きも良い、何より胡散臭い感じの風体が実に良いのだ。 #エリザベート
— ガイガー (@gaigar) 2016年9月29日
本公演・小劇場公演でも重要な役付きが始まる
新人公演を卒業し、本役のみに集中できる環境となった今、ついに和希そらさんの快進撃が始まっています。
先日東京宝塚劇場での千秋楽を迎えた『王妃の館』では、現地ガイドのフランス人・ピエールを演じ、お芝居の主要メンバーとなって大活躍。純矢ちとせさんに恋する年下ピアス男子をキュートに演じました。
ショーの『VIVA!FESTA!』ではほとんどの場面に出演し、宙組のショー場面に欠かせない存在であることを証明しました。特に和希さんが得意なジャンルのダンス場面が多く、和希さんのキレが炸裂している様子に「あの子は誰だ!」と注目した人もかなり多くいたようです。
実咲凛音さんの退団に伴うミュージックサロン『Million Carat!』では桜木みなとさんと2人で実咲さんを支え、6月6日から始まる朝夏まなとさんのコンサート『A-motion』の出演者にも名前が入っています。朝夏さんも名ダンサーとして有名なスターさんですので、ダンス好きにはたまらないステージとなるでしょう。
和希そらさんの髪色が話題に!
2017.05.07 ムラ入
96宙
和希そらさん pic.twitter.com/kQgSPrWjVQ— B (@lyb_tk01) May 8, 2017
2017.05.07
和希そらさん pic.twitter.com/pH4FYNUCWC— mille crepe (@ANA_B787_9) May 8, 2017
和希そらさんでしょ? 青色の髪にしてはりましたね
— hirorin (@Chan18Mino09) May 9, 2017
和希そらくん髪の毛!!!!え〜好き
— さ-ちゃん♡/ (@Sa__chan_zuka) May 8, 2017
和希そらが青髪になってるらしいと知り、職場で”和希そら”でひたすら調べるも見つからず見られず、もはや仕事手に着かず、早々に退社し、帰宅しても調べ、ようやく青い髪のそらくんを見られたときに心が穏やかになったの。そらくんかっこいいよ。コン楽しみ。最高。
— かりん糖 (@_calintou_) May 8, 2017
和希そらすっげー髪の毛
すっごい目立つ
そしてイケメンかよ— はちこ (@azusaichizyo) May 8, 2017
和希そら兄さん、青髪じゃないっすか!似合う!V系!
— 理世 (@ftnntrc) May 8, 2017
和希そらさんの髪色が青色になったと現在宝塚ファンの間では話題になっていますね。
青髪になった和希そらさんを見たファンからは、「イケメン」「似合う」との声があがっています。人気急上昇中の和希そらさん。新しい髪型も好評のようで、またファンが増えるかもしれませんね。
次回大劇場公演にも期待集まる!
【公式】宙組 宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演 『神々の土地』『クラシカル ビジュー』 先行画像UP!https://t.co/PqPvX3scRs
主演:朝夏まなと pic.twitter.com/JsCu9qVsyC
— タカラヅカ歌劇ポータル (@zukazuka_info) 2017年4月17日
朝夏さんのコンサートが終われば8月からいよいよ朝夏さんの退団公演となる大劇場公演『神々の土地~ロマノフたちの黄昏~』の幕が上がります。
朝夏ファンとしては、始まってほしいような始まってほしくないような、なんとも複雑な気持ちですが、担当演出家はデビュー以来大ヒット作を飛ばしまくっている上田 久美子先生。
悲劇が得意な上田先生が、太陽のように明るいまぁ様をどのような切ない世界に染めていくのでしょう。そして、和希さんは上田久美子先生の目にどんな風に映っていて、どんな役柄を与えてくれるのでしょうか。
ショー作品は『クラシカル ビジュー』。宝石をテーマにした煌びやかで上質なショーになりそうな予感。ここでも和希さんのダンスセンスがスパークすることは間違いないでしょう。
ダンサーである朝夏さんとの共演はこれが最後となります。何度観ても物足りなくなってしまう自分が今から容易に想像できてしまいますが、朝夏さんの男役としての最後の輝きと、その輝きを託される次世代のスター・和希そらさんにぜひ注目してみてください!