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【速報】宝塚宙組『WEST SIDE STORY』真風涼帆×星風まどかの新トップコンビのプレお披露目が決定!19年ぶりの再演は真風トニー&まどかマリア!キキちゃんの配役は?

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新生宙組で最初に公演されるのは、あの『WEST SIDE STORY』!

半月後の8月18日に朝夏まなとさんのサヨナラ公演となる『神々の土地』が初日を迎える宙組ですが、早々に次の演目についての発表がありました!

日本でも多く知られている有名作『WEST SIDE STORY』を真風涼帆さん・星風まどかさんコンビが演じるそうです!

宝塚でも過去に公演されたことはありますが、リアルタイムで観劇していた人や、その時代のスターさんを知るファンはあまり多くないかもしれません。

あのウエストサイドストーリーをタカラジェンヌが演じるとどんな舞台になるのか、新生宙組トップコンビのお2人をどう輝かせてくれそうな作品なのか、ここで少し予習&復習してみましょう!

今後の宙組公演に関する記事はコチラ

先行画像UP!【10/19追記】

ツイッターでのファンの声


美しく添えられた「手」に注目が集まっています。
どんなポスター、公演になるのか今から待ちきれませんね!

『WEST SIDE STORY』の沿革・宝塚への輸入

『WEST SIDE STORY』と聞けば大抵の人がなんとなくのイメージや大まかなストーリーはご存知かもしれませんが、意外と作品の経緯や詳しいストーリーまではよく知らないという人のほうが多いようです。

世界的に知名度が高まったのは映画版『ウエストサイドストーリー』なので、舞台はそれを原作に作られたのかと思いきや、実際は逆です。

『WEST SIDE STORY』という作品がこの世に誕生したのは1957年。ブロードウェイで試験的に上演され、無名の新人舞台俳優ばかりを起用していたにもかかわらず、その年のトニー賞にも選ばれるなどあまりの人気に超ロングラン公演となりました。

その人気が高じて1961年に映画化されて世界中に広まり、ミュージカル映画の代名詞となります。この映画を観て、アメリカ人の身体能力やダンススキルに驚嘆した日本人も当時多く、ここから刺激を受けてダンサーという職業を選んだ人も多かったように思います。

日本への輸入は1964年。日本人キャストでの公演ではなく、ブロードウェイでの一座がそのまま来日しての公演でした。

そして日本人キャストによる公演は、誇るべき宝塚歌劇団が初となりました!しかもブロードウェイ一座が来日した4年後に公演され、宝塚歌劇団の強い創作意欲とチャレンジ精神がよく分かりますね。

宝塚でもやはり大人気となり1960年代に立て続けに再演しています。そしてセカンドシーズンは1998年・1999年。1998年には月組が真琴つばささんを主演に、1999年には星組が稔幸さんを主演にして公演し、真琴さんと稔さんの同期トップの役作りの違いなども楽しめました。

そして、そこから19年が経った2018年に再び宝塚の宙組新トップコンビで再演することとなったという経緯になっています。

ウェストサイドストーリーを題材にした宝塚での場面と言えば、他に『サザンクロス・レビュー』が有名です。ショーの1場面で、台詞と歌はまったくなしにダンスだけで二つのギャング団の抗争・決闘を表現している素晴らしい場面です。

『WEST SIDE STORY』って…どんな話だっけ??

『ウェストサイドストーリー』と聞けば、アメリカ人ダンサーたちがあの有名なポーズで躍動的に踊っている様子や、スカジャンのイメージが一般的でしょうか。

では、ここまで世界的に人気となったストーリーは…?というと、実はあまりご存知でない方も多いようです。

あらすじ

いわば、1950年代アメリカ版のロミジュリです。その地域にある2大派閥が闘争を繰り広げる中で愛が憎しみを呼び、憎しみからまた愛が生まれるという人間の哀しい情操を歌とダンスで描いています。

ドラマチックなストーリー展開の中に、視覚的にも表現的にも効果的なダンスナンバーがたくさん盛り込まれており、特にアンサンブルでの揃ったダンスが見事。このあたりもシンクロ性の高い宝塚歌劇団で公演するのにピッタリと言える点ですね。

ちょうど先月までブロードウェイ版のキャスト達が来日し、シアターオーブにて公演をしていて、日本で再びウェストサイドストーリー熱がぶりかえしているタイミングです。

気になる役どころ・配役予想は?

宙組ファンとして気になるのは、『WEST SIDE STORY』が一体どんな風に真風さんや星風さんを輝かせてくれるのか。

主役は、トニーという青年。ギャングの抗争に嫌気がさしている真面目な青年です。そしてヒロインはトニーが属しているギャング団と対立しているもう一方のギャング団のリーダーの妹、マリア。

決して愛し合ってはいけなかった若い二人の激しくも悲しい恋愛模様と、ロミジュリで言うマーキューシオやティボルトなどを巻き込んだ憎しみ合い、アメリカならではの人種差別の問題など、ロミジュリにない要素も複雑に絡み合っています。

真風さんがトニー、星風さんがマリアという配役は決定と見ていいでしょう。確かにお2人の個性に合った配役で、若さゆえに突っ走ってしまう2人という構図にぴったりハマりそうです。

この公演から宙組生となる芹香斗亜さんは、マリアの兄・ベルナルド役か、トニーが属するジェット団のリーダー・リフ役が妥当なところですが、ベルナルドの恋人であるアニタは過去に樹里咲穂さんが演じており、サプライズ配役も期待したいところ。

宝塚のWEST SIDE STORYでおいしい役といえば、トニー属するジェット団での弟的存在、ベイビー・ジョン。子供のようなあどけなさが残る、非常に可愛らしい役です。過去には霧矢大夢さん、真飛聖さんなどが演じています。どちらも美人ジェンヌですね!

そのあたりの配役も非常に気になるところです。

そしてもうひとつ気になるのは、フィナーレナンバー。1本モノの作品なので公演時間のほとんどはお芝居になりますが、お芝居での悲劇を吹き飛ばすようなハッピーなフィナーレを見て幸せな気持ちで劇場を後にできるのが宝塚の醍醐味。

直近で公演された星組のときのデュエットダンスはとてもロマンチックな衣装・振付・演出で大人気でした。

晴れて宙組トップとなった真風さんと星風さん初のデュエットダンスはどんなものになるのでしょうか!

『WEST SIDE STORY』日程・会場など

東京と大阪2箇所で!と思いきや、その間に大劇場お披露目公演と東京公演を挟んでいるので要注意です。

しかし、星組が現在公演中の『オーム・シャンティ・オーム』のように、さらにブラッシュアップした様子も楽しめますので、是非2会場でその違いを楽しみたいところです!

東京国際フォーラムホールC

2018年1月12日(金)~1月25日(木)

  • S席…8,800円
  • A席…6,000円
  • B席…3,000円

一般前売:2017年11月18日(土)

梅田芸術劇場メインホール

2018年7月24日(火)~8月9日(木)

  • S席…8,800円
  • A席…6,000円
  • B席…3,000円

一般前売:2018年5月27日(日)


朝夏まなとさんが退団された後はトップコンビも2番手も一新するということで、今の元気な雰囲気から、真風さんのおっとり癒し系の組になりそうな予感の宙組。

そんな新しい宙組が19年ぶりに復活させる『WEST SIDE STORY』。一体どんな作品に仕上がるのでしょうか。間もなく始まる宙組公演『神々の土地』で朝夏さんとの別れを惜しみながら、WEST SIDE STORYの配役やビジュアルなどの情報解禁を引き続き待ちましょう!

新生宙組に関する詳細記事はコチラ


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