こんにちは、宝塚男子ピエールです。
10月10日よりスタートした宙組全国ツアー公演「メランコリック・ジゴロ/シトラスの風Ⅲ」。その「メランコリック・ジゴロ」の作・演出を務めるのは正塚晴彦先生ですが、ピエールは正塚作品の大ファンなのです。
僕は本を読むのが苦手なので普段あまり本を買うことは無いのですが、正塚作品が好きすぎてこんな本を買ってしまったほど(笑)。
(出典:ピエール撮影)
宝塚の中では決して派手ではないタイプの作品も多いですが、男役のカッコ良さを引き出すことにかけては正塚先生の右に出る者はいないと思っています。ということで本日は、ピエールが考える正塚作品の魅力について語らせていただきたいと思います。
[宝塚 正塚晴彦作品]男役のスーツが映える!
男役のカッコイイ衣装の代表格でもあるスーツ。
中世などを舞台にしたコスチュームものの作品が多い宝塚の中で、現代に近い時代設定の作品が中心で、特にスーツものの作品が多いのが正塚作品の特徴です。
やはり男役たるもの、華やかな軍服や宮廷服だけでなく、スーツをカッコ良く着こなせるようになってこそ一人前と言えるのではないでしょうか?
そんなスーツの似合う男を描いた大人の色気が漂うのが正塚作品の魅力の一つです!正塚先生のスーツもののお芝居を通して、一気に色気が開花した男役さんもたくさんいらっしゃると思います。ちなみにピエールは宝塚の華やかなスーツに影響されすぎて、キラキラしたラメ入りのスーツを買ってしまったことがあるのですが、未だに一度も着る機会が無くてクローゼットに封印されたまま着るべき人を待ち侘びている状態なので「天空の鎧」と呼んでいます(笑)。
[宝塚 正塚晴彦作品]台詞にシビれる!
これまで数々の名台詞を残してきた宝塚の作品たち。
中でも正塚先生の作品では、登場人物たちが何気ない日常の会話で口にする言葉の中に、深く胸に残る台詞が刻まれています。
- 「お前のこと、嫌いじゃないよ」~アルフォンソ『Crossroad』より~
- 「君の外見が好きだ」~ファビエル『La Esperanza』より~
- 「後悔したまま俺の隣に座るな」~アレン『ホテル ステラマリス』より~
などなど、どの作品にも「ほ~っ!」と唸ってしまうような台詞が散りばめられています。いつかどこかでこんなシビれる台詞を言ってみたいものなんですが、30年以上生きてきて未だに使うチャンスがありません(笑)。