名作の再演ではありますが、新しい舞台衣装や装置に演出にも手が加えられ、また新たなステージとして生まれ変わり好評上演中です。
なかでもファンの間で話題なのがトップスター明日海りおさんが演じる「ラブシーン」。
もともとの原作が女性遍歴の多い光源氏が主人公なのですから当然ではあるのですが、特筆すべきはそのバリエーションの豊富さです。その詳細を紹介していきます。
花組公演
宝塚グランド・ロマン 「新源氏物語」
-田辺聖子作「新源氏物語」より-
- 脚本/柴田 侑宏
- 演出/大野 拓史
- グランド・レビュー 「Melodia -熱く美しき旋律-」
- 作・演出/中村 一徳
- 2015/10/2(金)~ 11/9(月) 宝塚大劇場
- 2015/11/27(金)~ 12/27(日) 東京宝塚劇場
(出典:Twitter)
より現代のスタイルにマッチする演出へ「新源氏物語」
(出典:Twitter)
光の君と姫君たちの場面はそれぞれ、同じような姿勢にならないように配慮されていて、衣装である着物もそれぞれカラフルでまるで絵画を観ているような気分にさせられます。
新源氏のパンフ届いたー(≧∇≦)
画像は見てたけど、やっぱり現物はヤバイ!!
見開きでコレはヤバイ!!! pic.twitter.com/m4MVSGidUT
— りおさおりん (@riosaorin306) 2015, 10月 8
ラブシーン理由は演出家のこだわり!「新源氏物語」
(出典:Twitter)
これだけのラブシーンの多さは前回までの上演時ではなかったもの。
今回から「新源氏物語」の演出となった大野先生の意向とのことです。
脚本自体も柴田先生の手によって細かい箇所を手直しされていて、よりいっそう華やかでいて「ドキドキしてしまう!」といった声がきかれるほど。
濃厚なふたりの許されざる愛情の絡み合いをみせることに成功しています。
意外なあのひとがラブシーンの仕掛け人「新源氏物語」
今回この「新源氏物語」のラブシーンを振付したのは、OGにして元星組トップスターの峰さを理さん。
「現役の頃からラブシーンが得意でそこを買われた」、「大野先生はわたしのラブシーンがお好きで」と裏話を披露してくださっています。
日本物が得意とされていた峰さん。そういえば雪組公演「星逢一夜」や「心中恋の大和路」でも振付をされていて、切ない男女の愛情を振りだけで表現。
花組生たちの努力もあり、今回もそのノウハウが生かされた結果といえるかもしれませんね。
日本物ならではの繊細さ「新源氏物語」
どれだけ濃厚なラブシーンを誰かと繰り広げても心は本当には満たされない光の君。「新源氏物語」の真骨頂はその点にあります。
運命がどんな風に光の君や周囲に降りかかるのか、ぜひ劇場で確認してみてくださいね。
宝塚歌劇の他のオススメ記事
- 【観劇レポ】宝塚花組「新源氏物語/Melodia-熱く美しき旋律-」
- 「For the people —リンカーン」で花組から誰がクローズアップされる!?
- 天真みちるこそ現代のフェアリーなのではないかと疑っている件
- 【ヅカヲタが勧める】幸せな宝塚ライフを送るのに必要なもの5つ
- 【ヅカヲタが勧める】幸せな宝塚ライフを送るのにいらないもの4つ
日本物に挑戦した花組公演を観に行くには
(出典:Twitter)
近年の花組ではなかなかみられなかった和、そして平安王朝物の雅さ。チケットキャンプ(チケキャン)では宝塚歌劇花組公演「新源氏物語」を取り扱っています。人気作はなかなか手に入れられなくなる傾向にある今だからこそ、チケキャンを活用してみてくださいね。
ヅカファン1万人が登録!宝塚歌劇団無料メルマガ配信中!
宝塚のお得なプレゼントやキャンペーン情報も配信中♪抽選で宝塚公演のチケットが当たる!?