このたびキャストを大幅に一新して開演した東宝版ミュージカル「エリザベート」。
今やチケットがとれないミュージカルの代表格としてそのタイトルは、ひとつのジャンルとして成立するほどです。
一体これまでの「エリザベート」となにが違うのか?
キャストの魅力とともに現時点までの動きを追っていきます。
- 脚本・歌詞ミヒャエル・クンツェ音楽・編曲シルヴェスター・リーヴァイ
- 演出・訳詞小池修一郎
- 出演 花總まり/蘭乃はな(Wキャスト)、城田 優/井上芳雄(Wキャスト)、田代万里生/佐藤隆紀(LE VELVETS)(Wキャスト)、古川雄大/京本大我(ジャニーズJr.)(Wキャスト)、未来優希、剣 幸/香寿たつき(Wキャスト)、山崎育三郎/尾上松也(松竹)(Wキャスト)、ほか
- 公演日 6/13(土)~8/26(水)
- 会場 帝国劇場
(出典 : Twitter)
ふたりのシシィが「エリザベート」を変える!
タイトルロールのシシィ役はダブルキャスト。
満を持して、日本初演となる96年宝塚雪組公演で、さらに98年宙組公演でもやはり同じシシィを演じ伝説として語り継がれていた花總まりさんと、2014年花組公演で演じた蘭乃はなさん。
いわば同じタカラジェンヌでありながら、キャリアが正反対のふたりが同じシシィを演じるということで、宝塚ファンそしてミュージカルファンを驚かせました。
花總まりの貫録と気品
(出典 : Twitter)
そのシシィにまた違うアプローチで挑む花總さん。
少女から晩年までを全て声と感情を変化させて演じきり、初めて彼女を観たファンも「伝説」の通り名に納得するクオリティを誇っています。
日本で一番長くシシィを演じつづけてきたという自負がそこには垣間見えるほどです。
【エリザベートプレビュー初日感想1】
エリザベート:花總まり
圧巻の演技。というか演技を越えた気品、神々しさ、オーラ、苦悩、孤独…エリザベートそのもの。子供の頃の天真爛漫な愛らしさ、成長と共に深まる生まれ持った気質。観ていて手に取るように分かり、染み渡る。今回楽しみにしていた
— sinra (@neko_mami_re) 2015, 6月 12