星組の礼真琴主演による「鈴蘭(ル・ミュゲ)―思い出の淵から見えるものはー」が、2016年1月にバウホールで行われます。
主演・演出ともに話題のこの舞台。宝塚ファンが今最も熱く期待する、この公演の魅力を探ってみましょう。
「鈴蘭(ル・ミュゲ)」はどんな作品?
「鈴蘭(ル・ミュゲ)ー思い出の淵から見えるものはー」は、中世フランスの架空の公国を舞台にしたオリジナルの作品です。隣国ガルニール公国へ嫁ぎ、夫殺害の容疑で処刑された公女シャルロットの死に隠された真実を、伯爵家の子息リュシアンが探るというストーリーになっています。
主人公であるシャルロットを礼真琴、そしてガルニール公国の後継者となったエマを真彩希帆が演じています。また演出を樫畑亜依先生が担当しており、さらにバウ公演という、魅力的なキーワードが満載の舞台なのです。
「鈴蘭(ル・ミュゲ)」は、なぜこんなに話題になっている?
(出典:Twitter)
ファンの中でも前評判で盛り上がっている「鈴蘭(ル・ミュゲ)」。その理由はまず何と言っても、礼真琴主演という点でしょう。バウ主演2度目となる礼真琴は、言うまでもなく若手のホープであり、その実力は誰もが認めるところです。
男役でありながら、娘役も経験があるという異例の役者であり、その歌・ダンス・演技力の総合的レベルの高さによって、今最も注目の新人です。
さらに、演出をバウホールデビューとなる樫畑亜依先生が担当している点も話題となっています。そもそもバウホールというのは、小規模劇場なので、各組の選抜メンバーで行われる、いわば若手スターの登竜門。また演出家にとっても、ここでデビューしなければ本公演の演出が出来ないという、重要な場所でもあるのです。