こんにちは、宝塚男子ピエールです。
はてさて前回は、宝塚を全く観たことの無い友人の男、通称「断捨裸零離(だんしゃられり)くん」に宝塚の作品を見せたらどんな反応をするかという実験を行うことを発表させていただきました。
初めての作品に選んだのは2011年の星組公演「めぐり会いは再び」。後編の今回は、実際に作品を観た断捨裸零離くんがどんなリアクションを示したかをご紹介したいと思います。
序盤は意外に話に付いてきている断捨裸零離くん
(出典:Twitter)
ピエールの中学時代の同級生である断捨裸零離くんは、映画などを観る際も小難しい作品は全く理解していません。
好きな映画は「スネーク・フライト」や「アナコンダ」のように何も考えずに楽しめるいわゆるB級映画だらけ。ちょっとでも難しいとすぐ付いて行けなくなる人です。しかし序盤の20分くらいが経過した段階で様子を伺うと、意外にもちゃんと理解しながら見ているようでした。
とりあえず柚希礼音さん演じるドラントと紅ゆずるさん演じるブルギニョン、夢咲ねねさんのシルヴィアと白華れみさんのリゼットがそれぞれ「テレコ(入れ替わり)」になっていることを理解していることに驚きました。
しかしとにかくテレコという頭になってしまったのか、「テレコとテレコでゴッチンコってことだよね?」という謎の表現が飛び出したり、夢乃聖夏さんのリュシドールや美弥るりかさんのアジス等、「男側はみんな誰かとテレコになってるの?」と勝手に話を拡大させてしまっていたので慌てて引き戻してきました(笑)。
子どもの頃の記憶が甦る
(出典:Twitter)
物語に集中していたかと思っていたときに断捨裸零離くんが呟いた一言。
「小村(仮名)の母ちゃんがさ」
「は?」と聞き返した僕に彼はこう続けます。
「こんな感じの髪型と濃いメイクしてたんだよね」
彼が言ったのは、中学時代の同級生、お母さんが派手で有名だった小村くんの話。どうやらタカラジェンヌの髪型や舞台メイクを見て、同級生のお母さんを思い出していたようです。すでに集中力が途切れ始めているのが分かります(笑)
また、宝塚の作品の中では比較的、子どもが見ても楽しめそうなこの作品。断捨裸零離くんにとってもそれは同じ印象だったのか、「子どもの頃に見た演劇観賞会を思い出す」と言っていました。そこまではまだいいのですが、「高野さん(仮名)のこと思い出しちゃった(´・ω・`)」と、当時好きだった女の子のことを思い出して何か急に元気が無くなってました(笑)。