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【ヅカ本特集】読書で浸れる宝塚の世界!オススメの一冊をチェック!

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ヅカファンならいつでも宝塚の世界に浸っていたいはず。とは言え、舞台に通うのにはどうしても限界がありますよね。そこで今回は自宅にいても宝塚の世界に浸ることのできる書籍を紹介してみたいと思います。

『ヅカメン! お父ちゃんたちの宝塚』/宮津大蔵(著)

(出典:花園に雪が舞う・改より)

宝塚歌劇団を支える男性にスポットを当てた小説です。

「お父ちゃん」の愛称で親しまれる生徒監。宝塚の舞台装置を作る男。宝塚の製作に異動した阪急の元人事部社員。宝塚の宝塚受験を目指す娘の父親。宝塚音楽学校に入学した妹の兄。宝塚歌劇アメリカ公演を目指す男たち。女ばかりの宝塚を支える男たちの姿を描いた6つの短編からなる連作短編集です。

読んでいると思わず胸が熱くなるような、宝塚愛に満ちた一冊なので、ぜひご一読あれ!

『タカラジェンヌの太平洋戦争』 /玉岡かおる(著)

(出典:カフェ&カイロ 有報堂より)

著者は兵庫出身の作家で、筋金入りの宝塚ファンでもある玉岡かおるさん。タイトルのとおり太平洋戦争と宝塚の関わりを描いたノンフィクションです。

戦時下の国を覆った「贅沢は敵」という空気は、宝塚にも例外なく波及します。生活とは無縁である舞台は贅沢の象徴として公演中止。衣装を脱ぎ、モンペを履くことを余儀なくされたタカラジェンヌたち。それでも彼女たちは諦めずに、やがて終戦とともに舞台は再開の時を迎えます。著者は貴重な証言や資料を駆使し、戦時中のタカラジェンヌを支えたものは何だったのか丹念に追っていきます。

さらに本書における最大の問題提起は「宝塚に戦争責任はあったのか?」という問いです。ヅカファンにはこの問い自体が衝撃的に聞こえるかもしれません。ひとまずここでは、著者がこの問いに「否」と答えたと言うことだけをお伝えしておきましょう。そこに至るまでの理路は是非ともご自身で読んで確かめてみてください。

『ZUCCA×ZUCA』/はるな檸檬(著)

はるな檸檬さんによる業界初!?にヅカオタ漫画です。

「た」の予測変換で何より先に「宝塚」が出てきてしまう。オムライスにケチャップで「らん♡れい」と書いてしまう。タカラジェンヌの退団日には家にいてもついつい拝んでしまう。そして涙してしまう。タカラジェンヌを間近で見たら目が潰れると思っている。などなど、ヅカファンなら思わず「あるある」とうなづいてしまうこと間違いない?な日常がコミカルに描かれています。

モーニングのWebサイトで作品の一部を読むことができますので、ぜひお試しください。レッツ・エンジョイ・ヅッカヅカ!全10巻!

『男役』『娘役』/中山可穂

(出典:ノータカラヅカ、ノーライフ!より)

女性同士の恋愛をテーマとした多くの小説を執筆し「孤高の全身恋愛小説家」とも呼ばれる中山可穂さんによる、宝塚を舞台にした恋愛小説2部作です。

『男役』は、男役トップになった2日後に事故死し、それ以来宝塚の守護神となったというファントムさんの伝説を背景に、新人公演の主役に抜擢された”永遠ひかる”と月組トップスター”如月すみれ”の関係を描いた恋愛幻想譚です。

『娘役』は新人公演で主役に抜擢された”野火ほたる”と彼女の憧れの男役・薔薇木涼のコンビ愛、そしてほたるを見守る宝塚ファンのヤクザの組長との関係を描いた切ない物語です。どちらの作品もタカラジェンヌ同士の恋愛に、幽霊やヤクザといった一見突拍子もなく思えるキャラクターを絡めて描いているのが特徴です。

それでも違和感がなく、それどころかそのキャラクターが効果的に機能しているのは中山 可穂さんの筆力でしょう。読み終えるのが惜しいとさえ言われる名作ですので、ぜひじっくりと読んでみてください。

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