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未来のスターの原点!宝塚音楽学校文化祭とは

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【宝塚音楽学校文化祭の概要】

華やかな未来のタカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校。タカラジェンヌになるにはこの学校を卒業することが必須条件であり、他の方法はありません。この宝塚音楽学校で毎年2月に行われるのが文化祭。今回はこの文化祭について紹介していきましょう。

【そもそも宝塚音楽学校とは?】

(出典:イラストACより)

タカラジェンヌになろうと志した一定の条件を備えた女子学生がしなければならないこと、それはまず数十倍の難関を乗り越えて宝塚音楽学校に入学しなければならないということです。そこで2年の期間を経て卒業することができてはじめて晴れて宝塚歌劇団に入団することできます。

【宝塚音楽学校文化祭の意義】

音楽学校は予科本科と分かれていて、上級生となる本科が卒業を目前に控えた2月に行うのが「文化祭」です。文化祭はいわば、通常の学校での文化祭と同じように、それまで学んできたことの成果を外部の人たちに観てもらうという使命があります。

通常の舞台とは違う宝塚ならではの面などに慣れるために、演出は歌劇団の演出家が担当し、歌劇団と同じ宝塚歌劇オーケストラが演奏しほぼ歌劇団とほぼ変わらない環境にいわば慣れさせる練習も兼ねていると思われます。

そのため同期生たちで一丸となってひとつの舞台を作り上げる貴重な体験を生徒はすることになります。必死になってつくりあげた自分たちのはじめての舞台となりますから、のちにスターになった生徒が大変だったけれど楽しかった思い出として写真付きで語ることが多いのもうなずけます。

本科生は卒業後は歌劇団の初舞台生となりラインダンスを披露することになりますが、文化祭のような演劇を同期生だけで作り上げるのはこれで最後ということになります。

過去の文化祭の例

2016年の場合をみてみると第102期生文化祭が宝塚バウホールにて2/13、14の両日12時と16時公演の計4回行われています。生徒たちはまだ宝塚における芸名ではなく本名での出演となり、文化祭のプログラムには50音順で名前が記載されます。

この後3月の卒業式では芸名で呼ばれることとなり、式の次第では成績順で呼ばれることになりますがこれは歌劇団入団後、退団まで続きます。文化祭は三部構成となっていて一部:日本舞踊、二部:演劇、三部:ダンスとコーラスとなっています。

ちなみに本科生の文化祭ではありますが予科生もコーラスで参加しています。この時点ですでに有名な曲でソロをもらえる生徒、演劇ではセンターに立つことができる生徒と将来性をみこまれたひとがわかるようになっていて厳しい世界であることが改めてわかります。

【宝塚音楽学校文化祭 ファンが心待ちにする意味とは】

またこの文化祭が特徴的なのは、歌劇団の舞台と同じように一般にチケットを発売することです。とはいえ通常の文化祭のように保護者や関係者が観客に多いのはもちろんのことですので、なかなか実際に観劇することは難しいもののようです。

しかし10年後20年後のスターの卵の姿をみることができるとあって、根強い人気を誇っています。また歌劇グッズショップなどでは、過去の文化祭プログラムを販売していることもありますので、贔屓ができてからそのスタートになった音楽学校時代を知りたいと購入するファンもいます。

【専門チャンネル「スカイステージ」で放送されることも】

(出典:photoACより)

CSなどの宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカスカイステージ」では、この文化祭の模様を録画して放送してくれることがあります。2017年2月に開催されるのは、第103期生文化祭。放送日時はまだ未定となっていますが、普段なかなか目にする機会のない青春の舞台を観るよいきっかけになることでしょう。

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【宝塚音楽学校文化祭をみてみたいなら】

宝塚ファンであってもなかなか観劇の機会のない音楽学校文化祭。舞台で活躍するタカラジェンヌたちのいわば原点となる姿を一度目にしてみてはいかがでしょうか。


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