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檀れいの宝塚時代 成績下位から娘役に大抜擢された理由とは?

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宝塚出身美人女優 檀れいの軌跡

宝塚OGの中でもすっかり美人女優としての地位を確立した感のある檀れい。

宝塚時代もさぞ人気があったと思いきや、ちょっとした波乱含みの宝塚人生でした。この記事では檀れいの宝塚時代振り返ります。

成績下位だった檀れいの下級生時代

檀れいは1992年、雪組公演『この恋は雲の涯まで』で初舞台を踏みます。ちなみに檀れいという芸名は、本名のまゆみと同名の樹木「檀(まゆみ)」から名づけられています。

よく土へんの「壇」と間違えられることがありますが、木へんの「檀」が正しいので要注意です。ちなみに檀ふみさんも同じ木へんの「檀」、壇蜜さんは土へんの「壇」です。

第78期生として入団した彼女ですが、同期には瀬奈じゅん、大空祐飛、貴城けいなどスター揃い。入団時の成績は40人中40番と最下位でした。

そのため、下級生時代はあまり役が付かずに目立たない存在でした。最初は月組に配属されましたが、1997年に雪組に異動。新人公演の出演が最後となる1998年『浅茅が宿』で新人公演ヒロインに大抜擢されます。

月組娘役トップスターに大抜擢!

新人公演ラストチャンスでヒロインを務めた翌年、月組で真琴つばさの相手役として娘役トップスターに就任します。

ファンからは「なんで檀れいが?」という声も挙がりました。当時の月組には千紘れいかという2番手娘役がいたのです。しかも千紘れいかは檀れいと同期で、入団時の成績は2番という成績優秀者でした。

物議を醸した月組娘役トップスター時代の幕開けでしたが、就任して初の公演である全国ツアー『うたかたの恋』は好評を博しました。

彼女の魅力と言えばなんといってもその美貌でした。月組の中で孤立していた彼女に対し、真琴つばさが「歌や踊りは努力でうまくなるけど、見た目のきれいさはどんなに努力してもなれない。だから自信を持ちなさい」と励ましたという話も退団後に週刊誌で報じられました。

専科から星組娘役トップスターに返り咲き

2001年、真琴つばさの退団に伴い、檀れいは専科に異動します。その間も各組の公演や外部の公演に主演しました。そして2003年、星組の娘役トップスターとして今度は湖月わたるの相手役に就任します。

2003年『王家に捧ぐ歌』はオペラ『アイーダ』を下敷きにした壮大なミュージカルで、檀れいはエジプト王ファラオの娘であるアムネリスを迫力たっぷりに演じました。また、2004年星組公演『花舞う長安』の楊貴妃役では、かねてから言われていた「楊貴妃の再来」を体現する形となりました。

そして退団へ

その後2005年『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!』をもって退団することになりました。星組娘役トップスターになったときから、「あと4作で退団する」と決めていたそうです。というのも、「宝塚が大好きだから期限を決めないとずっといてしまいそうだから」という理由だそうです。宝塚愛の強い彼女だからこそ、数々の苦難を乗り越えて人気娘役トップスターとして輝けたのかもしれません。

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これからも檀れいに注目

宝塚退団後、映画やドラマでも主要な役を務めることが多い彼女。CMでも見かける機会が多いですね。プライベートでは及川光博との結婚も話題となりました。これからも注目の宝塚OGであり続けることでしょう。


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