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宝塚衣装の展示も!『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』が必見!

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池田理代子のデビュー50周年記念展が開催!

宝塚歌劇でも上演され大人気となった「ベルサイユのばら」の作者である池田理代子さんの展覧会『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』が開催されることになりました。

2017年に漫画家生活50周年を迎える池田理代子さんの今までの作品の原画や資料、また「ベルばら」を宝塚歌劇団で上演したときに実際使用した煌びやかな衣装など200点以上が展示されます。

そこで、漫画ファンはもちろん宝塚ファンにとっても気になる展覧会の期間や見どころなどをご紹介します。

気になるスケジュールやみどころは?

開催スケジュール

『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』の気になる開催日時ですが

  • 3月8日から3月20日まで 東京・日本橋高島屋

■ご入場時間:午前10時30分~午後7時(7時30分閉場)※最終日20日(月・祝)は、午後5時30分まで(6時閉場)。
■入場料(税込):一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料

(出典 日本橋タカシマヤHP

  • 3月29日から4月10日まで 大阪高島屋
  • 4月12日から4月23日まで 京都高島屋
  • 4月26日から5月8日まで 横浜高島屋

となっています。百貨店の高島屋での開催なので気軽に行くことができ、ついでにお買い物も楽しめそうですね。

展示のみどころ

今回の展示は50年記念展ということで今までの作家人生を振り返るような内容にになっています。

  • 自立への道
  • 華麗なる「ベルサイユのばら」
  • 歴史ロマンを描く
  • 少女から女性へ
  • 音楽と「オルフェウスの窓」
  • 新しい挑戦

と6つの年代に分けてその時々の作品に関する展示を行うそうです。

漫画家として描き始めた頃から展示は始まり、宝塚衣装や歴代の舞台写真が展示される「ベルばら」の時代、ナポレオンを描いた「エロイカ」や「女帝エカテリーナ」など歴史物から、少女から女性へというコーナーでは少女誌での作品を中心に紹介します。

そして自身の音楽への情熱を「オルフェウスの窓」と共に振り返り。最後に新しい挑戦ということで近年の作品である「ベルばらkids」やベルばらの新しいストーリーについての資料を展示する予定です。

この展示を見ることで池田理代子さんの漫画家人生が分かる濃い内容にファンの期待も高まります。

ファンの声

池田理代子さんのプロフィール

少女漫画家として

半世紀に渡り名作を生み出し続けている池田理代子さんの簡単なプルフィールをご紹介します。

子供の頃から絵を描くことが好きだった池田理代子さんは学者を志して父親の反対を押し切り大学に入学しました。しかし、父親からの生活費などの援助を打ち切られてしまい漫画を描いて売ることで学費と生活費を賄うことに。

初めは貸本屋向けの作品を描いていたそうですが2~3年の下積み生活を経て出版社からスカウトされ1967年に「バラ屋敷の少女」で少女漫画家デビュー。

1972年に連載を開始した「ベルサイユのばら」が大ヒットし人気漫画家への道を歩むことになります。その後も「おにいさまへ…」「オルフェウスの窓」「女帝エカテリーナ」「聖徳太子」など代表作を多数生み出しています。

音楽家として

ずっと音楽の道を諦めきれなかった池田理代子さんはなんと45歳の時に音楽大学を受験することを決意しました。そして東京音楽大学声楽科を卒業し現在では声楽家としてもコンサートなどを開き活動しています。

マリー・アントワネットが作曲したという歌曲を集めてCDを出すなど、やはり「ベルサイユのばら」には音楽の部分でも深く繋がっています。

宝塚とベルサイユのばら

初演は1974年

『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』でも展示の中心となる「ベルサイユのばら」。

宝塚歌劇団といえば「ベルサイユのばら」でしょ?という位、世間でも認知度が高い宝塚歌劇団の代表作ですよね。初演は1974年、二次元の漫画を三次元で演じるということに「原作のイメージが崩れてしまうのでは?」という反対があったものの、開演すると噂を聞きつけた人々で満員御礼となり大ヒット!社会現象にもなりました。

初演ではオスカルとアンドレ、そしてマリー・アントワネットの3人を中心に漫画を出来るだけ忠実に再現した脚本で演じられました。ベルばらの主人公である男装の麗人・オスカルと女性が男性を演じるという宝塚歌劇団がリンクしたのもヒットとなった理由でしょう。

その後は、オリジナルのエピソードを加えたり主人公を変えたり…と何度も再演されてきた「ベルばら」は

  • オスカルとアンドレ編
  • フェルゼンとマリーアントワネット編
  • オスカル編
  • アンドレ編
  • フェルゼン編
  • ベルナール編
  • ジェローデル編
  • アラン編

とこんなにも沢山のバージョンがあるのです。しかもその時のトップスターのキャラクターや組の体制によって少しづつ演出も違います。奥が深すぎる作品ですね…。

魅力的な衣装

宝塚歌劇団の魅力のひとつである華やかな衣装。ロココ調の美しい衣装が登場する「ベルばら」の世界が宝塚とマッチした理由のひとつでもあります。

『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』の展示では舞台で実際使われていた衣装も展示される予定です。舞台から見ているだけは分からない細かい飾りやレースなど近くでみると感動すること間違いなしでしょう。

まるで漫画から抜け出してきた?宝塚の「ベルばら」

『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』では宝塚の衣装や舞台写真も展示されるようです。そこでベルばらの主要キャラクターをまとめてみました。

オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ

女の子しか生まれなかったジャルジェ家の後継者にするため女に生まれながらも男として育てられたオスカル。女性ながらも衛兵隊の隊長としてフランス革命時には民衆側につき国王軍と戦い命を落とします。

歴代何人ものオスカルが登場する中まるで本物が漫画から抜け出してきた?とファンの間でも話題になるのはフェアリータイプの男役さんが多い印象です。

アンドレ・グランディエ

オスカルの幼馴染であり従者。オスカルに密かな恋心を抱き続けているが身分の違いによって苦しむ。黒い騎士との戦いで左目を負傷したことによって最後は完全に視力を失い、戦死してしまいます。

何発も銃弾を浴びながら歌い続ける最期のシーンは涙なしでは観れない名場面の一つです。オスカルをずっと支え見守る、というキャラクターなので包容力が必要な役と言われています。

マリー・アントワネット

「私はフランスの女王なのですから!」と見栄を切るシーンが印象的なマリー・アントワネット様。マリー・アントワネット役はただ美しいだけではなく王妃としての貫禄や品が必要な役だと言われています。

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン

スウェーデン貴族のフェルゼンは美しいビジュアルと貴族らしい気品が必要な役柄です。オスカルから恋心を抱かれながらも、アントワネットただ一人を愛し続ける熱さも描かれています。フェルゼンとアントワネット編ではアントワネットとのロマンチックな恋を中心のストーリーになっています。

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『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』をお見逃しなく!

(出典 PAKUTASO)

「ベルサイユのばら」でお馴染みの漫画家・池田理代子さんの漫画家生活50周年を記念して行われる『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』は漫画ファンはもちろん宝塚ファンにとっても大注目の展覧会です。

宝塚歌劇団の代表作にもなったベルサイユのばらを中心にした展示は初公開の原画や舞台で使われた衣装など、一度は見てみたい貴重な資料はもちろんオリジナルグッズの発売も予定されています。

ぜひこの機会をお見逃しなく!


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