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やっと掴んだ栄光!美弥るりかの軌跡や略歴から知る月組2番手までの道筋とは

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2番手として・・・美弥るりかの宝塚人生に迫る

(出典:ACより)

美弥るりかさんと言えば、なんといってもあの吸い込まれそうなくらいの大きな瞳が印象的なジェンヌさんですよね。さらにシャープな輪郭、華奢な体から繰り出される色気も特徴的なのではないでしょうか。巷では、元月組の龍真咲さんと同じフェアリータイプの男役と言われているようです。

入団14年目、星組で育ち月組で2番手としてさらに輝きをました美弥るりかさん。美弥るりかさんのこれまでの略歴を振り返り、彼女の宝塚人生の軌跡を少しずつ辿っていくことにしましょう!

美弥るりかさんをさらにチェックしたい方はこちらも必見!

 美弥るりかの星組時代とは

茨城県出身、2003年に89期生として宝塚歌劇団に入団後、「みやちゃん」「みやるり」という愛称で親しまれている美弥るりかさん。同期には花組トップスターである明日海りおさんをはじめ、元星組トップ娘役の夢咲ねねさん、雪組2番手の望海風斗さん、専科の凪七瑠海さんなど・・・非常に多才な方たちが集まっていますよね!

その豪華さゆえに、89期生=「華の89期生」なんてファンの間では言われていたりします。

宝塚人生、運命の作品

TAKARAZUKA SKY STAGEの第4期スカイフェアリーズに選ばれたのは2005年のこと。その3年後の2008年にバウホール公演『アンナ・カレーニナ』で彼女自身初の大役、「アレクセイ・カレーニン」を見事つとめあげました。

美弥るりかさんにとってこの『アンナ・カレーニナ』という作品は非常に思い出深いものだったようで、このカレーニン役に選ばれないようであれば卒業も考えていたということですから・・・彼女にとっていかに重要な公演であったかということがわかりますよね。

こちらの初演では、2001年に朝海ひかるさんが主演されていて、カレーニン役は貴城けいさんが演じていました。彼女のお気に入りの作品、しかも2番手格の役どころを演じることができたのですから、それはそれは喜びも一入だったことでしょう!

最後の新人公演でついに初主演、そして

2010年にはついに、『ハプスブルクの宝剣』で新人公演初主演の座を射止め、2011年には『メイちゃんの執事』で佐藤健さんがドラマで演じた「柴田剣人」を熱演して話題となりました。メイへの淡い恋心と、素直になれない感情が痛いほど伝わってきた演技でしたよね。さすがみやちゃん!

そして、翌年の2012年4月に現在の月組へと組替えになるのです。さて組替え後、みやちゃんがどうなっていくのか・・・引き続きみやちゃんについて追っていきます。

 月組生としてのスタート・・・ファンにとっても曖昧な日々

組替え後、第1作目となった作品『ロミオとジュリエット』では、ロミオの友人「マーキューシオ」を熱演。

『ME AND MY GIRL』で「ジャクリーン・カーストン」(ジャッキー)、「ジェラルド・ボリングボーク」の2役を役替わりとして2013年に挑戦しました。

美弥るりかさんが演じたジャッキーの可愛さ、言葉では言い表せないくらいの魅力が溢れていた記憶が。その役替わりを一緒に演じたのが、2013年に宙組から組替えしてきた凪七瑠海さん(かちゃ)です。

凪七瑠海さんの組替え、どうなる?

ドラマシティ・日本青年館で2014年に公演された『THE KINGDOM』では、みやちゃんとかちゃのW主演。同期だからこそ醸し出される息の合った演技は本当にすばらしかったですよね。しかし何かと2人でニコイチのような状態がその後の公演でも続いていきます。決して悪いことではありませんが、ファンからするとなんだかもやもや・・・

かちゃの組替えは、結論から言うと「一体番手はどうなっているの?」というファンの声を増やすことになっていったのです。

番手定まらず、進む月組

見ている側としては、やっぱり番手がはっきりとしていた方が見やすいのではないでしょうか。ファン目線だとどうしてもショーでの扱い・最後の階段降り、あらぬところに気が向いてしまい落ち着かないはずです。

それはそれで一体今後はどうなるのか、ワクワクする気持ちが出てくるかもしれませんが、その状態が続くと、せっかくのストーリーやショーの内容が入ってこなくなる危険性もありますよね。

さらに、番手が曖昧な中で下級生の抜擢も続いたことが、よりファンの方々の混乱を招くことに。

こんな状態がいつまで続くのか、さすがに番手ぼかしも長すぎるのではないか、こんな論争が飛び交ううちにあっという間に3年!ついに月組に新たな動きが。

2番手としての美弥るりか誕生か!?

 

凪七瑠海さんが専科に異動することになった上に、2017年のカレンダーのメンバー発表が!

なによりここでほぼ確定したことは、美弥るりかさんがいよいよ2番手か!?という事。何故かというと、トップと2番手で構成される宝塚スターカレンダーになんと、みやちゃんの名前が初登場したからなのです。これには驚きましたよね!

みやちゃんの溢れる思い

紆余曲折しながら、ここまできた美弥るりかさん。応援してくれるファンのみなさんの期待に応えるべく、走ってこられたのだろうなと思うと感慨深いですよね。

美弥るりかさんの、ファン思いな温かい人柄が感じとれるような気がします!

トップを支える2番手としての美弥るりか

龍真咲さんが退団後、トップに就任したのはCMにも出演したりなにかと抜擢が続いた下級生の「珠城りょう」さんでした。

そんな珠城りょうさんの大劇場お披露目公演『グランドホテル』で、みやちゃんは憧れの涼風真世さんが主演をつとめた「オットー・クリンゲライン」役を演じています。

フレッシュな月組へ!みやちゃんの強い決意

『グランドホテル』の初演と今公演では、主役が異なりオットーは2番手格。このオットー役を演じるみやちゃんの役所は、重い病にかかりながらもグランドホテルで幸せな時間を過ごそうとする会計士の役です。

2番手格と言えども、初演では涼風真世さんが主演として演じていますので重要な役であることには変わりありませんね。

美弥るりかと珠城りょう、関係性は?

入団14年目の美弥は、同9年目の若きトップについて、自ら口を開いた。「トップが私よりも下級生であることに、皆さんは色々なご意見があると思う。でも実際に始まってみたら、関係ないんですよ」と言い切る。「一緒に同じ舞台を作る人としていい関係が築けています」

下級生ながら、落ち着い雰囲気の男役が似合う珠城と、妖精タイプの男役の美弥。「私の方が若く見えるくらい(笑)。タイプの違う2人の、新しいコンビを見ていただけるのでは」と笑顔で語った。

(引用:産経WESTより)

美弥るりかさんよりも珠城りょうさんは5期下で、宝塚史上2番目に早いトップでの就任。一体美弥るりかさんはどのように感じているの?と気になっている人は多いはず。しかし、舞台から送られてくる2人の絆の強さがもう物語っていますよね!

飛躍する美弥るりか、その先には

(出典:ACより)

ファン待望のドラマシティ・赤坂ACTシアター単独主演公演『瑠璃色の刻』を4月に控えた美弥るりかさん。彼女の名前の一部である「るり」の文字が入っており、今までの地道な努力が報われたようなそんな気がしてなりません。

そんな美弥るりかさんは、2015年の宝塚歌劇団年度賞では「努力賞」を受賞しています。もちろん、みやちゃんだけではなく全てのジェンヌさん達の努力なしには宝塚歌劇は成立しません。ただ、目に見える形で評価されたことはみやちゃんにとって大きな結果であり、彼女の自信へ繋がっていくものだと信じます。

みやちゃんの活躍をその目に!

美弥るりかさんの略歴、そしてここまでの軌跡を振り返り、みやちゃんの今後にさらに期待していきたいですね。頼もしいみやちゃんの背中を見つめながら、今後の月組の行方を温かく見守っていきましょう!

美弥るりかさんが出演されている注目の月組公演『ザ・ミュージカル グランドホテル/カルーセル輪舞曲』は東京公演がスタートしています!チケットをまだ手に入れていないという方は是非、チケットキャンプ(チケキャン)で探してみてくださいね。

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