【雪組公演『琥珀色の雨にぬれて』の概要】
望海風斗さん、真彩希帆さん!
雪組トップ就任おめでとうまあきほ☺️
かつてないくらいの歌の安定感だろ笑
楽しみだわー pic.twitter.com/2t7LTF1KRd— てんてん (@startejumituki) March 9, 2017
宝塚歌劇新生雪組のいわば地方へのお披露目となる全国ツアー公演の詳細が発表されました。ショーである『“D”ramatic S!』は、その前の雪組公演から引き続いてのものとなります。
現トップスター早霧せいなさんの退団公演のショーとして特別に演出された『Dramatic “S”!』を、その内容を望海風斗さん主演に即して変更しての上演です。
お芝居である『琥珀色の雨にぬれて』は全国ツアー公演恒例となっている、かつての名作の再演。
初演は1984年、高汐巴さん時代の花組で、1987年に早くも全国ツアー公演にもなっており、2002年に匠ひびきさんの花組にて再演、翌年春野寿美礼さんの花組で再び全国ツアー公演を上演。
2012年柚希礼音さんの星組での全国ツアー公演で上演されたのを最後に、今回が5年の時を経ての再演です。1900年代初頭の比較的穏やかな時代であったフランスパリを舞台にしており、男女4人の恋愛というにはあまりにも利己的で切ない心模様とその結末を描き出しています。
【雪組公演『琥珀色の雨にぬれて』の衝撃】
望海風斗さん、真彩希帆さん
おめでとうございます(*´∇`*)
今、朝刊広げたら、雪組、新トップの記事が載っていて嬉しかった✨
全国ツアー『琥珀色の雨にぬれて』楽しみだなぁ~ pic.twitter.com/Pn7kxnQSDX— あざ美 ( ✹‿✹ ) ♡ (@hanasakuoka32) March 9, 2017
実はこの演目発表時ファンの間では「意外だ」という反応が相次いでいました。
トップコンビ2人が演じることになるのが主人公クロード、そして魔性の女とも呼ばれて社交界の華である恋の相手となるシャロンです。
会話とタンゴを基調としたダンスシーンが多い『琥珀色~』は、ミュージカルではありますがひたすら歌い継いでいくディーバ系のスターである望海風斗さんと真彩希帆さんの持ち味を存分に生かした演目ではないでしょうか。
【主要な役があとふたり…キャスティングは?】
目で抱いてくる彩凪翔様 pic.twitter.com/b9koxaVfu0
— 美桜 (@mioyt) February 26, 2017
今回この全国ツアーとは別に同時期にて二番手スターとなるとされている彩風咲奈さんの別箱公演が発表されたことで、クロードとシャロン以外のキャスティングに対しても注目が集まっています。
主人公たちとは別にシャロンとジゴロであるルイ、そしてクロードのフィアンセであるフランソワーズはこのお芝居にとってとても重要な役。
まだ雪組子の振り分け発表がされていないためあくまで予想ですが、ルイを彩凪翔さん、もしくは月組から組替えとしてやってくる朝美絢さんかもしれません。
そして、フランソワーズは望海風斗さんの相手役をこなしたことのある彩みちるさん、もしくはまったく新しい娘役の可能性もあり、はっきりしない状態となっています。
【全国ツアー公演演目の選択基準はある?】
【iTunes配信】2015/12/14
星組 全国公演「大海賊」 -復讐のカリブ海- / 宝塚歌劇団・北翔海莉、妃海 風⇒ https://t.co/Bhc8p60nYo pic.twitter.com/sc0tC3B2Fb
— タカラヅカ歌劇ポータル (@zukazuka_info) December 13, 2015
元星組トップスターだった北翔海莉さんは、その後のインタビューなどで今回の望海風斗さんの場合と同じようにプレお披露目公演が全国ツアーでした。
ちなみにその演目は『大海賊』ショー『amour~それは~』で、自分からこの演目を提案したという話をされています。
トップスターが自ら演目を選択できるのはかなり特殊なケースなのではと推測でき、今回の雪組の『琥珀色~』は、トップコンビの希望によっての上演ではないのではと考えています。
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【トッププレお披露目公演『琥珀色の雨にぬれて』は新世代雪組の象徴!】
(出典:pixabayより)
全国ツアー公演はのようないわば挑戦的な演目ではなく、「宝塚歌劇」という古くからのイメージを意識した往年の名作の再演が近年では大半を占めます。お芝居『琥珀色の雨にぬれて』もそのセオリーに則っていて、雪組トップコンビ望海風斗さんと真彩希帆さんが演じる誰もが苦い思いをすることになる大人の恋愛をどう演じるかに注目です。
これからの作品は、コミックや名作映画を原作にしたわかりやすいあらすじのお芝居が多かった先代トップコンビとはまた違う特色を出したいという狙いが歌劇団にあるのかもしれません。新雪組トップコンビの新しい船出を見届けに、各地の劇場まで足を運んでみませんか?