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【公演決定】雪組新トップコンビ望海風斗・真彩希帆!大劇場お披露目公演をいち早く紹介!

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【雪組大劇場お披露目 主人公はロベス・ピエール!?】

秋に幕を開ける雪組新トップコンビの大劇場お披露目公演がついに発表になりました!

お芝居は『ひかりふる路 (みち)~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』とショー『SUPER VOYAGER!』の二本立で、すでに発表されていた通りトップスターに就任する望海風斗とその相手娘役となる真彩希帆のお披露目公演です。

先代トップコンビではコミックやアニメ、それに名作映画の宝塚歌劇アレンジ、さらには宛書オリジナルとバラエティ豊かにこれまでヒットさせてきた雪組ですが、新トップコンビになることで、古典的な王道ミュージカル作品を得意とする組カラーに変わっていくのかもしれません。

その第一弾となるこの公演内容と、特にお芝居のみどころを現在公式からわかる範囲で明らかにしていきましょう。

【ミュージカル『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 とは】

主人公として描かれるロベス・ピエールは、宝塚ファンにとっては事前に予備知識を学ぶ必要のないほどよく知られている人物です。

宝塚でも大作とされている『ベルサイユのばら』や、海外ミュージカルである『スカーレット・ピンパーネル』、さらには『1789』でたびたび登場するフランス革命の中心人物である彼を、主人公としてその生涯を描き出そうとするのが今回の舞台です。

これは宝塚歌劇史上初のこと。時代の動乱にのって頂点に立ちそしてやはり時代の変化によって破れていった生き様は、観客の胸を打ち確かに主人公として物語がつくられてもよいほどの波乱万丈さといえます。

【宝塚歌劇における「ロベス・ピエール」という人物の大きさ】

ロベス・ピエールをフランス革命に夢をみて市民代表としての善人として描いていたのが、『ベルばら』だとするならば、その後の革命終結後の世界で滅びゆく悪として描いたのが『スカーレット・ピンパーネル』。

さらには民衆側の視点で少しずれた感覚の貴族のいわばお坊ちゃまな人間として描かれているのが『1789』です。

これらのバラバラなイメージの統合を図って「宝塚におけるロベス・ピエール完全版」をつくろうという試みが『ひかりふる~』だと考えてよいでしょう。

【演出家生田大和がフランス革命に挑む!】

『ひかりふる~』の演出は、これまで望海風斗主演雪組『ドン・ジュアン』、月組『グランドホテル』などで評価を挙げてきた生田大和。

歴史上の実在の人物を今の時代に宝塚アレンジをほどこして生み出すやり方はとしては、宙組公演『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』があり、謎の人生に包まれている劇作家シェイクスピアを愛と創作活動に迷う一人の人間として描ききって好評を得ました。

恐らく『ひかりふる~』のロベス・ピエールも同じ手法になると思われます。雪組はこれまでも何度も演出を手掛けていますからきっと『ひかりふる~』も良い舞台になること間違いありません。

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    (出典:pixabayより)

    決してただの勧善懲悪では終わらない人物としてこれまで進化しつづけてきたロベス・ピエールに新しい光を与えることになる、雪組公演。実はその前の早霧せいなトップお披露目でもさらにその前の壮一帆トップお披露目公演も、舞台はフランス革命でありいかにフランス革命がそしてロベス・ピエールという人物が宝塚歌劇において重要なのかがよくわかります。

    秋なんてまだ先と思ってしまいがちですが、意外と時間が経つのは早いもの。これからも新トップコンビの大劇場公演の情報を待ちましょう。(敬称略)


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