2015年に宝塚歌劇星組から宙組へ組み替えとなった、真風涼帆さんの主演公演が発表されました。
公式で発表された概要からは、これまでにないヴァンパイア伝説の新しい解釈と、それに挑む宙組パワーが感じられます。
宙組公演ミュージカル・プレイ
「ヴァンパイア・サクセション」
作・演出/石田 昌也
主演/真風涼帆
- 2016/5/3(火)~ 5/11(水) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
- 2016/5/17(火)~ 5/23(月) KAAT神奈川芸術劇場
あらすじからみえる「ヴァンパイアサクセション」の魅力
(出典:twitter)
ヴァンパイア伝説は、その魅力的な設定から宝塚のみならず世界的に小説や舞台、映画とさまざまな解釈で製作されています。
今回の「ヴァンパイアサクセション」も現代という設定からはじまり、今から期待が高まります。
現代のニューヨークに甦ったヴァンパイア・アルカードは、700年という時の流れの中で、「退化という進化」を遂げ、生血の為に人を襲うことも十字架を恐れることもなくなっていた。ヴァンパイア研究家の末裔であるヘルシング16世とも友情を育み、彼のゴースト・ライターとして自らが過去に見聞してきた出来事を「幻想ロマン小説」として執筆する日々を過ごしていたのだ。ある時、出版記念を兼ねたハロウィンの仮装パーティに「ヴァンパイア役(本人役)」で参加したアルカードは、歯科医を目指す大学生のルーシーと出会う。
(引用:宝塚歌劇公式サイト)
真風涼帆の新しい才能が開花する「ヴァンパイアサクセション」
(出典:twitter)
真風さんは星組時代から、どちらかというとシリアスな役を演じることが多い男役でした。
主演公演をふりかえってみると、2011年バウ主演「ランスロット」での、ランストロット。次の主演公演2013年「日のあたる方へ」では、ひとりで善と悪というふたつの役を演じ分ける研究者。
そして宙組に組替えしてからの「王家の捧ぐ歌」では、主人公ラダメスに敵意を燃やすウバルドと続いていたのです。全国ツアー公演でのダニエルで少しコメディな役を演じましたが、そこにまた宝塚らしいロマンスを加えるヴァンパイアを演じることは、真風さんのキャリアに大きな足跡を残すことになるでしょう。